選手村での唯一の重苦しいニュースは、数日前に南アフリカのサッカーの選手2人とチェコのビーチバレーボールの選手の1人にコビッド19感染陽性反応が検出されて選手村を退所することになったことである。...

選手村での唯一の重苦しいニュースは、数日前に南アフリカのサッカーの選手2人とチェコのビーチバレーボールの選手の1人にコビッド19感染陽性反応が検出されて選手村を退所することになったことである。

4人乗りのボートレースに参加するマルゴ・バイエル選手は「選手村の雰囲気はそれでもストレスを感じるまでの重圧感はない。もしコビッド19感染が見つかったら隔離してそれ以上の感染が広がらないようにしているだけだ。」といたって冷静に語った。

2人乗りボート競技のエレンヌ・レべブル選手とペアを組むスカラモチーノ選手は、「毎日、唾液での感染テストを行って、その結果が陽性であれば確かにショックとなるかもしれないが、これが毎日の生活の不安要素にまでにはいたっていない淡々と競技に挑戦するだけだ。」と語った。

リオオリンピックの時、アーチェリーで銀メダルを獲得したバラドン選手によれば、「今回の大会は、人の接触は制限されているものの、スポーツ競技自体は何ら変わるものではない。」という。

フランス選手団の東京湾の海に面したオリンピック選手村の印象はまずまずで広さもあって散歩するにも適しているという。ただ、オリンピックの自分の競技が終わってから、興味の詰まった東京の町を自由に探索できないことが残念だという。