【Globali】
EU;一国二制度と謳われていた香港自治が侵されていることを憂慮して監視団派遣を表明【欧米メディア】(2021/06/11)欧州連合(EU)は、かつては中国が推進する一帯一路経済圏構想への参画に前向きで、中国との連携に熱心であった。しかし、中国による南シナ海における一方的な海洋進出、新型コロナウィルス(COVID-19)感染への初期取り組み問題、少数民族への弾圧等、理想とする大国のイメージと大きくかけ離れている行動への嫌悪感が高まっている。そうした中、かつては一国二制度を公に標榜していた香港で、民主主義を全否定する制度改変が実行されるに至り、EU代表がこの程、中国に圧力をかける一環で香港に監視団を派遣すると表明した。
6月10日付『ロイター通信』:「EU、選挙制度見直し条例制定の香港へ監視団派遣検討」
EUは6月9日、香港の選挙制度見直し条例制定は中国による国際公約違反だと公に非難した。 EUのジョセップ・ボレル外務・安全保障政策上級代表(外相に相当、74歳、スペイン元外相)が発表した声明によると、“香港情勢への対応を強化する”として、“香港市民及びメディアへの支援強化、表現の自由の推進、香港市民の移動の自由確保への支援、更に、香港民主派活動家の裁判の監視”を実施していくという。...
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