5月6日付英国
『FOXニュース』(AP通信引用)は「コロナ禍の影響:サマースクールに駆け込む子供たち」との見出しで以下のように報道している。
全米各地では、大きな穴を作ってしまった休校中の学業の遅れを取り戻すため、今夏のサマースクールに例年以上の生徒が参加しているという。バイデン政権は、最新の新型コロナ経済対策支援法で各州にサマープログラムに支援金を充てるよう指示している。そこで各地の学区地域では対象者を拡大したサマープログラムを用意したり、教員にボーナスを出す方針を発表している。...
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5月6日付英国
『FOXニュース』(AP通信引用)は「コロナ禍の影響:サマースクールに駆け込む子供たち」との見出しで以下のように報道している。
全米各地では、大きな穴を作ってしまった休校中の学業の遅れを取り戻すため、今夏のサマースクールに例年以上の生徒が参加しているという。バイデン政権は、最新の新型コロナ経済対策支援法で各州にサマープログラムに支援金を充てるよう指示している。そこで各地の学区地域では対象者を拡大したサマープログラムを用意したり、教員にボーナスを出す方針を発表している。
フィラデルフィアでは、昨年のオンライン授業では9300人だったところ今年は先週までに既に1.4万人から申し込みがあった。個人プログラムでは更に増加が見込まれるという。昨年リモート学習を経験した生徒からは、「オンラインより通学の方が勉強がより身につく。先生のいる教室に行くのは、先生からのメールの返事を何時間も待つよりずっといい」等の意見があるという。
連邦政府の新型コロナ経済対策支援金により、英語が母語でないマイノリティや家庭環境に恵まれない生徒への支援が行われる必要が指摘されている。また、講座プログラムの拡大により教員のみならずバスの運転手や警備員、食堂従業員の雇用拡大も期待できるという。一部では、国語や数学で学力が上がった学年の教員にボーナスを出す学校や、教員の給与を上げ、教員や看護師を増員する学校もある。
ノースカロライナ州の新教育法令によれば、4人中約1人が「学習に後れを来す危険がある」ため、州全体でサマースクールを優先しようと取り組んでいる。全国最大の学区をもつニューヨーク市では、サマースクール対象者を学業が遅れている生徒のみとせず、全生徒としている。デブラシオ市長はこの計画を発表する際、「大変な思いをしてきた子どもたちが今支援を必要としている」 と述べた。フィラデルフィアとサンディエゴも全域でスクール参加を可能とし、シカゴでも対象を拡大しようと検討中だという。
同日付米国『Yahooニュース』(アクシオス引用)は「米国で経済活動が再開される中、サマースクールを選択する家族」との見出しで以下のように報道している。
バイデン政権が各州に教育プログラムへのコロナ支援制度の充当を指示したことにより、今夏のサマースクールへの申込は過去最高となる見込みとなっている。
多くの家族が1年半の学業の遅れを取り戻そうとサマースクールに申請しているが、地域によっては、プログラムの用意が参加者の増加に追い付くのか懸念も生じているという。教育省は参加者数の全容はまだ不明だが、2019年の330万人を超えるとみている。
アラバマ州モントゴメリーでは、6月1日の締め切り日を前に、通年は2500人程度のところ、1.2万校超の2.8万人から申込みがあったという。メリーランド州のカルマン・ヘトルマン教育政策委員は、「例年以上の勢いだが、多くはコロナ禍前からも遅れがある学生のため、サマースクールで完全に遅れを取り戻せるというわけでない」としている。
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