ドナルド・トランプ米大統領は今月29日で「ハネムーン」期間と呼ばれる新政権の国民やメディアとの関係が様子見状態で支持率が高い傾向にある最初の100日を終えるが、トランプ氏は100日を振り返りインタビューで、大統領職は「これまでの人生よりもっと簡単だと思っていた」と心境を語っている。また昨年の選挙戦で公表したマニフェスト文書「再び偉大な米国を作るためのアメリカ人有権者との契約」を検証すると、その成果は良く見積もっても1割ほどの達成率だという。誓約した課題が残される中、ハネムーン以後の政権手腕とメディアの論調が注目される。
4月27日付
『ロイター通信』は「特集:トランプ、大統領職は就任前の人生よりもっと簡単だと思っていた」との見出しで以下のように報道している。
「 木曜トランプ大統領は就任100日を前にロイターのインタビューに答え、運転が恋しく、繭の様な生活、新しい仕事の大変さに驚いたと語っている。「これまでの色々な事が起きた生活が好きだった。 大統領職はこれまでの人生よりハード。もっと簡単だと思っていた」と語る。...
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4月27日付
『ロイター通信』は「特集:トランプ、大統領職は就任前の人生よりもっと簡単だと思っていた」との見出しで以下のように報道している。
「 木曜トランプ大統領は就任100日を前にロイターのインタビューに答え、運転が恋しく、繭の様な生活、新しい仕事の大変さに驚いたと語っている。「これまでの色々な事が起きた生活が好きだった。 大統領職はこれまでの人生よりハード。もっと簡単だと思っていた」と語る。今でも選挙の事が頭から離れない。中国の習首相との会談中にも中断し、昨年の選挙マップを手渡し州毎の共和党得票数を説明したほどだ。前の生活でもプライバシーは無かったというが、今は依然より激減、プライバシーは殆どない。24時間シークレットサービスに同行され保護されており、「がっちり守られどこにも行けず殻に閉じこもった繭のようだ」という。またドライブが好きなのに自分で運転出来ないのもつらいという。よく友人や仕事仲間のところへ出かけ、アドバイスや励ましをもらったが、それも出来ない。
トランプ氏はメディアと選挙当初から対立。土曜にホワイトハウスで行われるホワイトハウス記者晩餐会(ロイターのメイソン記者が記者協会の会長を務める)にも「メディアに不当に扱われた」ため欠席する予定だが、今後について聞かれ、「来年は必ず参加する」と述べたという。」
4月28日付オーストラリア
『news.com.au』は「トランプは就任100日間の誓約のうち1割達成」との見出しで以下のように報道している。
「昨年10月に公表された「アメリカ人有権者との契約」という2ページの文書に「再び偉大な米国を作る」ため就任後100日間で執り行うべき政策が書かれている。その契約通りの大統領令は出しているが、よく見積もっても1割しか成果を上げていないと見られている。
今後に持ち越されている誓約は以下。
1.減税:法案公表も非可決。
2.企業の海外流出の食い止め:審議されるも非可決。
3.インフラへの1兆ドル投資:非可決。
4.学校の選択幅拡大:非可決。
5.オバマケア廃止代替:非可決。
6.育児や介護にまつわる税控除:非可決
7.不法移民の根絶:審議されるも非可決。壁建設費用を米国が負担できるとしていたが、メキシコにも負担を迫る事に。しかし政府機関の閉鎖を避け今週の予算計上を断念。
8.凶悪犯罪の阻止:非可決
9.軍増強:非可決。
10.ヘドロをかき出す(汚職をなくす):非可決
トランプの100日間の成果は以下のとおり。
・ゴーサッチ最高裁判事指名承認:今後の司法システムの基盤となる。
・トルーマン大統領以来最多となる28の法案(その多くがオバマ政権の政策改革)に署名。特筆すべきはオバマ氏の気候変動関連の政策を転換する大統領令と、雇用を生むキーストーン・パイプライン建設促進の大統領令である。
・決断力のある軍事行動:シリア国民への化学兵器使用を受けてのシリア空爆。
・不法移民を減らす。メキシコとの国境での不法移民検挙率が就任以来61%減少。15,000人の国境警備員増強。
・13の「不必要な規制」を緩和する法令に署名。
・エジプトで拘束されていた米国人活動家を釈放。
・株式市場の株価上昇:トランプ氏の経済政策や法人税減税策で市場は就任以来5%の株式上昇。
・TPPからの離脱:オーストラリアにとっては良くないが(豪州メディアのため)、米国国民には吉報。」
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ドイツの警察によれば、28歳の男性が自分の子どもをeBay(アメリカ最大のインターネット・オークションサイト)で売りに出したことを認めた。しかし、彼は冗談のつもりだったと主張している。
インターネット・オークションサイトに掲載された生後40日の女児の値段は5,000ユーロ(約57万2600円)だった。デュイスブルク(Duisburg)西部の警察は、女児の両親のアパートを強制捜査し、女児を無事に保護した。...
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ドイツの警察によれば、28歳の男性が自分の子どもをeBay(アメリカ最大のインターネット・オークションサイト)で売りに出したことを認めた。しかし、彼は冗談のつもりだったと主張している。
インターネット・オークションサイトに掲載された生後40日の女児の値段は5,000ユーロ(約57万2600円)だった。デュイスブルク(Duisburg)西部の警察は、女児の両親のアパートを強制捜査し、女児を無事に保護した。人身売買の疑いがあるとして捜査を開始した。
オークションサイトに掲載されていたのは10月11日(火曜日)の30分間である。警察は10月12日(水曜日)夜に強制捜査を開始し、オークションサイトへの掲載がこの両親が住むアパートのインターネッからであったことをつきとめた。しかし、このアパートには他の家族もおり、彼らも同じインターネットを使っていたため捜査が続けられていた。さらに、このインターネット・コネクションは安全なものではなく、近隣で使われていた可能性も浮かび上がっていた。しかし、ついに父親が認めたのである。
28歳の父親と20歳の母親は警察に対して、オークションサイトに掲載された写真が自分たちの子どもであることを認めている。
現地メディアによると、オークションサイトには、黒髪の赤ちゃんの写真が数枚掲載され、「生後40日の赤ちゃん。名前はマリア(Maria)。・・・売ります」というタイトルがつけられていた。
eBayの広報担当者がドイツ国営テレビ局「ZDF」に述べたところによれば、複数の社員が11日(火曜日)に赤ちゃんの広告に気がつき、当局に通報したということである。
この両親の身元は「難民」ということしか明らかにされていない。
資料:
『news.com.au』
Baby offered for sale on eBay prompts German probe
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