Googleで、“世界最良のトイレットペーパー”と検索すると、パキスタンの国旗が画像がトップに表示されるように、検索結果が操作されていたという。これは今月14日、インドのカシミール地方で起きたテロへの抗議活動だとみられている。
2月18日付英国
『BBC』は「プルワマ(インド北部ジャンム・カシミール州)への攻撃:グーグルのトイレットペーパーへの検索結果がパキスタン国旗になるよう操作」との見出しで以下のように報道している。
“世界最良のトイレットペーパー”と検索すると、パキスタンの国旗の画像が来るように、グーグルの検索結果が操作されていた。インドのカシミール地方で起きたテロ(2月14日、インド治安部隊の車列に爆弾を積んだ車が突っ込み,少なくとも40人が死亡。...
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2月18日付英国
『BBC』は「プルワマ(インド北部ジャンム・カシミール州)への攻撃:グーグルのトイレットペーパーへの検索結果がパキスタン国旗になるよう操作」との見出しで以下のように報道している。
“世界最良のトイレットペーパー”と検索すると、パキスタンの国旗の画像が来るように、グーグルの検索結果が操作されていた。インドのカシミール地方で起きたテロ(2月14日、インド治安部隊の車列に爆弾を積んだ車が突っ込み,少なくとも40人が死亡。イスラム過激派「ジャイシェ・モハンマド」が犯行声明。)に対する抗議行動だと見られている。
トイレットペーパーと国旗とのリンクは、14日以降にテロに関するブログが掲載され、週末にもSNS上のトレンドトピックになった後に起こったという。検証を行った人々もこの検索結果に影響を与えたようだ。
現在は検索結果は別のページが表示されているが、“世界最良のトイレットペーパー”を検索すると、緑と白の旗が大半を占めるページにリンクする状態で、その多くはニュース報道やSNSのスクリーンショットだという。
グーグルはこの騒動に関しノーコメント。過去にもグーグルの検索結果に異常が生じたことはあり、中傷的なフレーズを入力検索すると、ドナルド・トランプ米大統領やインドのモディ首相などの国家首脳が表示されたことがある。
2月17日付米国『USAトゥディ』(AP通信引用)は「世界最高のトイレットペーパーの検索結果トップがパキスタン国旗のワケ」との見出しで以下のように報道している。
グーグルで“世界最高のトイレットペーパー”と検索すると、チャーミン(Charmin)やエンジェルソフトではなく、緑と白のパキスタン国旗がトップが画面となるという。これは、バレンタインデーに起きたインドのカシミール州プルワマで41人の兵士が死亡したテロ(同州治安部隊に対する最大の攻撃)への抗議だとされている。このテロに関し、パキスタンのイスラム過激派「ジャイシェ・モハンマド」が犯行声明を出した。
似たようなグーグル検索障害としては、昨夏、“idiot”(間抜け、バカ)の検索結果トップに、ドナルド・トランプ米大統領が表示された。同大統領訪英への抗議デモで、グリーン・デイ(ロックバンド)の”American Idiot”という曲が使われた事も原因の一部だったという。
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