米国のトランプ政権は、オバマ前政権で使用が制限されてきた対人地雷の規制緩和を行う方針だという。規制緩和は国防総省の地雷の使用制限は現場の危険を増大させるとの評価に基づくものだとされている。
1月30日付米国
『ビジネスインサイダー』は「トランプが規制緩和で米軍の地雷使用に期待」との見出しで以下のように報道している。
複数の報道によると、トランプ政権がオバマ政権時代の地雷制限を解除する予定。対人地雷は世界で使用が禁止されており、1997年の160か国以上が加盟する「地雷の使用、貯蔵、生産及び移譲の禁止並びに廃棄に関する条約」(APLs)に米国は調印していないが、オバマ政権は2014年6月、同条約の精神と人道的目的を支持。...
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1月30日付米国
『ビジネスインサイダー』は「トランプが規制緩和で米軍の地雷使用に期待」との見出しで以下のように報道している。
複数の報道によると、トランプ政権がオバマ政権時代の地雷制限を解除する予定。対人地雷は世界で使用が禁止されており、1997年の160か国以上が加盟する「地雷の使用、貯蔵、生産及び移譲の禁止並びに廃棄に関する条約」(APLs)に米国は調印していないが、オバマ政権は2014年6月、同条約の精神と人道的目的を支持。同年9月韓国の防衛目的を例外とした。
その後米国は韓国以外での地雷禁止の方針を取ってきたが、トランプ氏は近くこれに逆行する方針だという。新方針のもとでは、世界中で地雷の使用が許可されるという。だが、30日で自動破壊するタイプや自動停止する機能があるタイプのみの使用となると報じられている。
また、戦闘地域での地雷使用権限は、現場司令官に委ねられるとされる。国防総省はこの方針転換は2017年の「地雷使用規制がミッションの成功率下げる」との評価に基づくものとしているという。
地雷監視機関によると、1998~2018年の地雷による死者は13万人でその多くは民間人。昨年だけで、約6900人が地雷や爆発物で死傷している。
同日付米国『The Hill』は「トランプ政権が地雷使用の規制を撤回との報道」との見出しで以下のように報道している。
国務省によると、トランプ政権がオバマ政権時代の地雷生産や使用禁止方針を撤回する見通し。武器管理協会の会長は、米国は30年ほど現場で地雷を使っておらず、この方針撤回により、米軍の方針がそれ程大きく変わる訳ではないとしている。政権はこの決定を金曜に正式発表するとしている。
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1月9日付米国
『The Hill』は「健康的な生活習慣で健康寿命が約10年延長」との見出しで以下のように報道している。
適度な飲酒、禁煙、健康的な体重維持、一日最低30分程度の運動、これらで健康寿命が約10年延長するとの新たな研究。反対に、喫煙、過度な飲酒、運動をせず肥満だと、心臓病、ガン、2型糖尿病のリスクが高まるという。調査は11万人を対象とし、健康的な習慣がある人がこれら三つの病気が無い期間がどれくらいかを調査。...
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1月9日付米国
『The Hill』は「健康的な生活習慣で健康寿命が約10年延長」との見出しで以下のように報道している。
適度な飲酒、禁煙、健康的な体重維持、一日最低30分程度の運動、これらで健康寿命が約10年延長するとの新たな研究。反対に、喫煙、過度な飲酒、運動をせず肥満だと、心臓病、ガン、2型糖尿病のリスクが高まるという。調査は11万人を対象とし、健康的な習慣がある人がこれら三つの病気が無い期間がどれくらいかを調査。禁煙、BMI値18~24、一日の中程度~激しい運動を30分以上おこなっているか、適度なアルコール摂取量(女性は一日1杯、男性は2杯程度)、健康的な食事、これら5つの5つの習慣を基準とした。研究チームは、これら5つの要素を満たす50歳以降の人が、心臓病やガンや糖尿病にかからずにいられる期間に注目した。
その結果、これらの4~5項目に当てはまる女性では、34,4年の健康寿命。一つも当てはまらない女性の場合は、50歳以降でわずか23.7年となった。4~5項目あてはまる男性の場合は、31,1年、一つも当てはまらない男性は、わずか23.5年であった。
最も病気にかかりやすいのは、喫煙1日15本以上の男性、BMIが30以上の男女だった。
これらの健康的習慣が寿命を延ばすという考えはもはや常識ではあるが、10年は長い期間である。研究者は国民の健康政策に役立ててほしいとする。公共の場での禁煙啓蒙、トランス脂肪の規制など同様に、健康的な食生活やライフスタイルを推奨する環境を整えるための社会政策が必要とされる。
同日付英国『BBC』は「健康的習慣で“あと10年は病気知らず“に」との見出しで以下のように報道している。
BMJ(医学雑誌)掲載の米国による研究によると、健康的な生活習慣のある人は、女性で10年、男性で7年健康寿命が延びていたという。研究調査は11,1万人を対象として20年以上かけて行われた。
ハーバード大公衆衛生学のフランク・フー博士は、この研究は、国民への前向きなメッセ―ジであり、より改善された生活習慣により、数年単位でなくかなりの長期間、健康寿命が延びている事を示すものだという。
調査は、50歳時点の被験者に、5つの習慣(タバコを吸わない、健康的でバランスのとれた食生活、毎日中程度~激しい運動を30分行う、体格指数BMI値が18.5~24.9の間、女性は一日ワイン1杯未満、男性は、ビール1パイント未満の飲酒量)のうち4~5項目当てはまるか質問したもの。
これはあくまで観察研究であり、生活習慣が健康寿命の直接的要因と結論づけることは出来ない。家族の病歴、人種、年齢など他の要因との因果関係も調査された。女性7.3万人、男性3.8万人以上の調査対象者のうちの多くは、白人で健康な専門職の人で行われた。
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