インドネシアで大規模な森林火災が発生し、濃い煙が近隣諸国にまで広がっている。スマトラ島とボルネオ島で約9,000人の消防士や兵士が熱帯雨林の破壊を食い止めるために消火活動にあたっている。
『Le Figaro fr』によると、ボルネオとスマトラ島での大規模な森林火災を消すために、ほぼ9,000人の消防士と兵士が戦っているが、火災により有毒なガスが空気中に放出され続けており、 住民の日常生活や飛行機の運行にも影響を及ぼしている。
ボルネオ島の中心部では、火災による煙が大気の質を著しく悪化させている。 自然保護団体のグリーンピースによると、微粒子PM2.5の濃度を測定する大気汚染指数(AQI)は、15日日曜日にパランカラヤ市で2,000に跳ね上がったという。...
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『Le Figaro fr』によると、ボルネオとスマトラ島での大規模な森林火災を消すために、ほぼ9,000人の消防士と兵士が戦っているが、火災により有毒なガスが空気中に放出され続けており、 住民の日常生活や飛行機の運行にも影響を及ぼしている。
ボルネオ島の中心部では、火災による煙が大気の質を著しく悪化させている。 自然保護団体のグリーンピースによると、微粒子PM2.5の濃度を測定する大気汚染指数(AQI)は、15日日曜日にパランカラヤ市で2,000に跳ね上がったという。 めったに出ることのない健康にとって「危険」なレベルの指数である。
また視界不良のため、国営航空会社ガルーダ・インドネシア航空は、ボルネオ行き数十便キャンセルした。 競争相手である格安航空会社のライオン・エアも、先週末にボルネオ行約160便をキャンセルした。
『フランス アンフォ』によると、インドネシアでは森林火災は毎年発生するが、今年は特に長くて激しい乾季のために森林火災が拡大しているという。市民保護団体の担当者は、「今後数週間で消火用の水がなくなってしまうだろう」と警告している。
インドネシアの保健当局によると、火災で放出された有毒な煙のため、ここ数ヶ月で約150,000人が急性呼吸器感染症の治療を受けなければならなかったという。
『BBC』によると、有害な煙の雲は周辺のマレーシアやシンガポールに広がっており、外交関係の緊張を生み出している。 シンガポールでは14日土曜日に大気汚染指数が、敏感なグループにとって健康に良くないとされるレベルに3年ぶりに達したという。
また、マレーシアでは、いくつかの地区で大気汚染指数が「非常に健康に悪いレベル」である208に達したため、数百の学校が閉鎖を余儀なくされた。最も影響を受けているインドネシアでは、グリーンピースインドネシアの報告によれば、カリマンタン中心部の首都パランカラヤで、15日日曜日、大気汚染指数が危険レベル500をはるかに超えた数値2000に達したという。
『BBC』によると、これらの火災は地球温暖化だけでなく、パーム油の大手企業が奨励する大規模な森林伐採や農民の焼き畑農業が原因だと見られている。
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