4月30日付
『AP通信』他のニュース報道から引用。
<注目ニュース>
●テニス:錦織圭、大坂なおみ選手含めたトップ選手が、チャリティのバーチャルゲーム大会に参戦。
●女子ゴルフ:五大メジャーのひとつ、全米女子プロゴルフ選手権も6月から10月に繰り下げ。
●サッカー:フランス、オランダのプロサッカー・リーグが打ち切りとなる中、欧州サッカー連盟(UEFA、注1後記)がリーグ戦再開可能と表明。
●東京オリンピック:ワールドアスレチックス(WA、世界陸上、注2後記)代表、2021年大会開催を支持。
<テニス>
・IMG(注3後記)は、5月3日に“ステイ・アット・ホーム・スラム”と題したバーチャル・テニス大会を開催すると発表。
・同大会には、IMG所属の、セリーナ&ビーナス・ウィリアムス姉妹の他、マリア・シャラポア、錦織圭、大坂なおみ選手らが参加。
・ゲームはフェイスブックでストリーミング配信され、賞金はチャリティとして寄付。
・一方、これに先んじて、4月27~30日、マドリッドオープンのバーチャルゲームが開催され、ラファエル・ナダル、アンディ・マリー、アンゲリク・ケルパー選手らが参戦。賞金は、収入困窮のランキング下位選手に寄付。
・なお、7月中旬までに予定された全てのプロテニス大会は、中止、もしくは延期。
<女子ゴルフ>
・五大メジャー大会のひとつ、全米女子プロ選手権は、当初予定の6月23~28日から10月6~11日開催に延期。
・米国開催のその他のメジャー大会、ANAインスピレーション(3月26~4月1日から9月10~13日に延期)、全米女子オープン(6月4~7日から12月10~14日に延期)もそれぞれ順延。
・その他、エビアン選手権(フランス)、全英女子オープン(英国)が8月に開催予定であるが、順延されるかは未定。
<サッカー>
・UEFA医事委員会のティム・メイヤー委員長が、中断している各国リーグについて、“COVID-19対策をしっかり行うことで、再開は可能”だと発言。
・一方、フランスは4月28日、プロリーグの残り全試合の打ち切りを発表。
・また、オランダも既にプロリーグの打ち切りを決定。
・一方、イタリアのジュゼッペ・コンテ首相が4月26日、5月18日以降プロチームの練習再開を認めると発表。しかし、若者政策・スポーツ担当のビンチェンツォ・スパダフォーラ
大臣は『LA7テレビ』のインタビューに答えて、“練習再開がプロサッカーのセリエAの試合再開を意味するものではない”として、フランスの例を挙げて否定的なコメント。
<東京オリンピック>
・WAのセバスチャン・コー会長(英国の元陸上選手、政治家)が、“COVID-19感染が下火になり、2021年東京大会が開催されることを切に望む”と表明。
・安倍晋三首相と国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が3月下旬、東京大会の2021年夏季への延期を決定しているが、日本医師会の横倉義武会長は4月28日、COVID-19のワクチン開発なくば、2021年大会の開催は困難と発言。
(注1)UEFA:1954年設立の、欧州各国サッカー協会を統括。目下所属協会は55。4年に一度開催の欧州選手権(各国ナショナルチーム)及び毎年開催のチャンピオンズリーグ(各国リーグチャンピオンのクラブ)等を主催。
(注2)WA:1912年設立。競技規則を整備し、現在212の国・地域加盟団体の統括と世界的な競技大会の運営に当たる。2019年、国際陸上競技連盟(IAAF)より改称。
(注3)IMG(インターナショナル・マネジメント・グループ):1960年設立の、アスリートのマネジメント、スポーツイベント等の企画運営・マーケッティング、メディアライセンス事業を行う会社。世界中の著名プロ選手が所属(第1号はジャック・ニクラウス)。ミス・ユニバースからテニスやゴルフのメジャー大会、ラグビーワールドカップまで幅広いイベント運営に関与。
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