同社は、総合の検索ランキングだけでなく、ニュース、人物、映画、俳優、歌、アスリート、選挙、車、レシピ、~の仕方、~とは、といった分野別ランキングも、全世界版(Global Lists)と各国版に分けて発表しており、世相を表すものとして興味深い。
2017年の「総合検索ランキング(Searches)」の1位は、ハリケーン・イルマだった。2位にはiPhone8、3位にはiPhoneXと、米アップルのiPhoneの最新機種が入ったが、これらは消費家電(Consumer Tech)部門でも1位と2位になっている。...
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同社は、総合の検索ランキングだけでなく、ニュース、人物、映画、俳優、歌、アスリート、選挙、車、レシピ、~の仕方、~とは、といった分野別ランキングも、全世界版(Global Lists)と各国版に分けて発表しており、世相を表すものとして興味深い。
2017年の「総合検索ランキング(Searches)」の1位は、ハリケーン・イルマだった。2位にはiPhone8、3位にはiPhoneXと、米アップルのiPhoneの最新機種が入ったが、これらは消費家電(Consumer Tech)部門でも1位と2位になっている。4位には、セクハラ疑惑で話題となった米NBCの人気キャスター、マット・ラウワー氏がランクインした。同氏は「話題の人物」(People)の部門の1位にもなっている。5位はモデル・女優のメーガン・マークル氏で、同氏は「話題の人物」部門でも2位だった。
「ニュース(Global News)」部門では、1位がハリケーン・イルマ、2位が仮想通貨ビットコイン、3位が米ラスベガスで発生した銃乱射事件、4位が北朝鮮で、5位が皆既日食となっている。
今年大きな話題となったセクハラ疑惑報道については、マット・ラウアー氏の他、米ハリウッドの大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン氏が「話題の人物」部門で4位、米俳優のケヴィン・スペイシー氏も同部門の5位に入った。
この他には、「選挙(Elections)」の部門で、1~3位にフランス、ドイツ、英国の総選挙が入り、高い関心が示された。「~の仕方(How to…)」部門では、スライムの作り方、日食メガネの作り方、ビットコインの買い方が上位3位になっている。「レシピ(Recipe)」部門では、鶏胸肉、牛ひき肉を使ったレシピなどが上位に入った。
日本のランキングを見ると、総合(急上昇)では、1位が今年6月に亡くなった小林麻央氏、2位が北朝鮮、3位がドラクエ11となっている。「話題の人物」部門でも1位は小林麻央氏だった。また、「~とは」の部門の1位は「忖度」、2位が「プレミアム・フライデー」、3位が「リベラル」で、日本らしい特徴が出た。
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