仏のリオンに本部を持つ、国際刑事警察機構(ICPO)、インターポールの総裁のメング・ホンウェイ氏で、9月25日から行方不明となっている。
Europe 1チャンネルによると、仏当局に捜査依頼したのは、総裁の妻で10月4日夜に行っている。しかしながら、これまでの情報によると、この事件は一般の犯罪がらみの失踪事件ではなく、中国政府が内部規律に基づき、秘密裏に行っている失踪操作によるものと考えられている。...
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仏のリオンに本部を持つ、国際刑事警察機構(ICPO)、インターポールの総裁のメング・ホンウェイ氏で、9月25日から行方不明となっている。
Europe 1チャンネルによると、仏当局に捜査依頼したのは、総裁の妻で10月4日夜に行っている。しかしながら、これまでの情報によると、この事件は一般の犯罪がらみの失踪事件ではなく、中国政府が内部規律に基づき、秘密裏に行っている失踪操作によるものと考えられている。
香港の英字新聞、South China Morning Post紙もこのことを示唆する内容を記載しており、メング・ホンウェイ氏は中国に到着後、取り調べを理由に拘束され、中国当局による尋問にあっていると伝えている。
インターポールの10月5日付の発表では、総裁が失踪した理由については承知していると述べ、問題の本質は、インターポールという国際機関の所轄権限をないがしろにする行為で、仏国内であれ、中国国内であれ、許されることではないと中国側を非難した。
現在のところ、インターポールの総裁の代理はユルゲン・ストック理事が務めている。
仏内務省報道官は、10月5日午後、仏として捜査を行う一方、総裁の妻の身の安全に最大限、手を尽くしていると述べた。さらに、北京のインターポール事務所とも連携をとって情報交換しているが、詳細は不明だと付け加えた。
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