2月10日付
Globali「米入国禁止措置、連邦控訴裁が審理(3)」の中で、“連邦控訴裁は、トランプ政権側の不服申し立てを退ける判断を示した。この決定に対してトランプ大統領は、(最高裁)法廷で会おう、とあくまで争う覚悟をツイートした”と報じた。しかし、2月11日付【
時流:トランプ氏・新たに入国禁止大統領令を検討】で述べられているとおり、トランプ大統領は、時間がかかる連邦最高裁判所への上訴を止め、さらに強力な大統領令や法令を検討する方向に大きく舵を切った。
2月10日付米
『Foxニュース』:「トランプ氏、控訴裁敗訴を受けて新たな入国管理令を検討」
「●トランプ大統領は、入国禁止措置令に関わり、一度は連邦最高裁までいって争うと述べていたが、これに代わって“新たな入国管理”の大統領令を来週早々にも発令する、との考えを2月10日に発表。
●専門家は、連邦最高裁判事は目下1名欠員のままで、リベラル派4人・保守派4人の体制の下では、賛否が分かれて連邦控訴裁判決が覆されないで終了するリスクを考慮したものと分析。...
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2月10日付米
『Foxニュース』:「トランプ氏、控訴裁敗訴を受けて新たな入国管理令を検討」
「●トランプ大統領は、入国禁止措置令に関わり、一度は連邦最高裁までいって争うと述べていたが、これに代わって“新たな入国管理”の大統領令を来週早々にも発令する、との考えを2月10日に発表。
●専門家は、連邦最高裁判事は目下1名欠員のままで、リベラル派4人・保守派4人の体制の下では、賛否が分かれて連邦控訴裁判決が覆されないで終了するリスクを考慮したものと分析。」
同日付米
『ニューヨーク・ポスト』紙:「トランプ氏、新たな入国管理の大統領令に署名すると発言」
「●トランプ大統領の発言は2月10日、首脳会談で訪米中の安倍晋三首相と共にフロリダ州へ向かう、エア・フォース1(大統領専用機)の中で述べられたもの。
●一方、2012年実績では、連邦最高裁は、第9連邦控訴裁の示した判断のうち86%を覆す判決。」
2月11日付英
『BBCニュース』:「ドナルド・トランプ氏、新たな入国管理令の発令を検討」
「●トランプ大統領は、連邦控訴裁の判断で米国の安全保障が危うくなっているとして、“別の安全対策”を“可及的速やかに”実施すると明言。
●物議を醸した入国禁止措置令は一時執行停止となっているが、実質的には、今年の難民の受け入れ人数の上限が5万人とされており、バラク・オバマ前大統領時代の年間11万人より遥かに少なく抑制。」
同日付ドイツ
『DPA(ドイツ通信)国際ニュース』:「トランプ氏、“全く新しい”入国管理令を発令意向」
「●トランプ大統領は、フロリダ州へ移動中の2月10日、米国は目下“途方もない脅威”に曝されているので、新たな入国管理令を2月13日か14日には発令する意向と発言。
●当初、ホワイトハウスは連邦最高裁まで争う案も検討していたが、今回は別のオプションを取ることにしたもの。」
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