アジア映画やTV番組の人気増(2023/05/29)
近年配信サービスが充実したことで、世界的にアジア映画や番組の需要が高まっており、韓国語だけでなく、日本語や中国語のコンテンツの人気も高まっているという。
5月28日付米
『CNBC』:「イカゲームなどのヒットでアジア映画や番組の配信需要増」:
Netflixのヒットドラマ「イカゲーム」などの韓国シリーズや、最近では映画「ミナリ」や『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の人気により、世界的にアジアの映画やテレビ番組への需要が高まっている。
その大部分は米国の視聴者で、かつてなく各種の配信サービスが充実し、世界のコンテンツへのアクセスが容易なためである。...
全部読む
5月28日付米
『CNBC』:「イカゲームなどのヒットでアジア映画や番組の配信需要増」:
Netflixのヒットドラマ「イカゲーム」などの韓国シリーズや、最近では映画「ミナリ」や『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の人気により、世界的にアジアの映画やテレビ番組への需要が高まっている。
その大部分は米国の視聴者で、かつてなく各種の配信サービスが充実し、世界のコンテンツへのアクセスが容易なためである。アジアもの、特に韓国コンテンツへの投資は今だに高い。
データ提供「Parrot Analytics」によると、世界のコンテンツの中でアジア言語の割合は2023年第1四半期に25%に達し、2020年の同時期より15%増加しているという。
視聴者よりもコンテンツが多い状態で、需要を供給が上回ってはいるが、そのギャップは縮まりつつある。同四半期、アジア言語部門の供給が需要を上回ったのは4.7%で、2020年の9.8%よりも改善している。
先月Netflixは、韓国コンテンツを増やすと発表、韓国でサービスを開始した2016年より倍増する予定だとする。韓国語の番組への需要は2020年はじめから高まってはいたが、今も需要より供給が上回った状態の一方で、アジア言語としては、日本語や中国語の需要がより高まっている。
配信サービス「楽天Viki」によると、近年、アジア言語のコンテンツが急増しており、世界の登録者は2022年で27%増、コンテンツへの課金も17%増加している。韓国コンテンツが大半を占めることに変わりはないが、日本語、中国語、そしてタイ語ものが増加している。10年以上アジアのエンタメを扱ってきた同社は、コンテンツの全体的な伸びに加え、アジア以外での視聴者が増加している傾向を指摘する。
同日付印『VERVE times』:「世界でアジア映画やテレビの需要高まる」
米国でもグローバルなコンテンツが視聴し易くなったことで、世界的に、アジア映画や番組の需要が高まっている。
「Parrot Analytics」のエンタメ界ストラテジストのブランドン・カッツ氏によると、アジア言語コンテンツが今も供給が需要を上回る点について、「競争力が低下しているように見えるかもしれないが、需給の差は非常に縮まっている」としている。
今年、主要なオスカー賞を総なめした「ミナリ」や「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」などのアジア系米国映画が人気となり、配信サービスでヒットを飛ばしており、アジア映画やテレビ番組において、新たな米国の視聴者を開拓するきっかけとなった。
閉じる
アップル社の自動運転技術が中国へ漏洩か(2023/05/17)
米司法省によると、中国籍のアップル元社員の男が窃盗容疑などで訴追されたという。男は既に中国に渡り、中国の自動運転開発企業で働いているとみられ、その企業は年内にChatGPT技術を利用した新車を発表するとしている。
5月16日付
『Yahooニュース』(ロイター通信):「米、中国のアップル元社員を技術窃盗容疑で訴追」:
16日、米国は中国、ロシア、イランへの技術流出に関与したとして、5人を訴追したと発表。その中には自動運転等の技術を盗み、中国へ帰国したアップルの元社員も含まれ、2件は、ロシア軍支援に関わるケースも含まれるという。
今回の訴追は、捜査は以前から行われていたが、2月に機密技術を守る目的の一貫として設立された「攻撃部隊」が検挙した最初の例となった。...
全部読む
5月16日付
『Yahooニュース』(ロイター通信):「米、中国のアップル元社員を技術窃盗容疑で訴追」:
16日、米国は中国、ロシア、イランへの技術流出に関与したとして、5人を訴追したと発表。その中には自動運転等の技術を盗み、中国へ帰国したアップルの元社員も含まれ、2件は、ロシア軍支援に関わるケースも含まれるという。
今回の訴追は、捜査は以前から行われていたが、2月に機密技術を守る目的の一貫として設立された「攻撃部隊」が検挙した最初の例となった。
35歳の元エンジニアWeibao Wangは2016年からアップルで勤務し、2017年から米国を拠点とし中国企業と自動運転車の開発に携わっていた。退職後、数日まえに大量の機密データへアクセスしていたことが判明したという。2018年自宅の家宅捜索され、同社の「大量」のデータが見つかったが、捜索直後に中国へ渡航したという。
中国が関わる2つ目のケースは、64歳のLiming Li で、カリフォル二ア州を拠点とする会社員らと組んで情報を盗み出し、中国で起業しようとした容疑。
ニューヨーク州では、ギリシャ人で49歳のNikos Bogonikolosが、NATOの契約軍人として活動しながら、米国の軍事技術をロシアへ密輸しようとした疑いで逮捕された。
また、ロシア国籍の2人はアリゾナ州が訴追された。フロリダ拠点の企業を使い、ロシアの航空会社へ航空部品を送ったとされる。これについては、商務省が輸出権限を阻止する手続きをした。
また、ニューヨーク州は、39歳のXiangjiang Qiaoを訴追。米国の制裁対象となっている中国企業を使い、イランへ大量破壊兵器製造に使用される材料を提供したとされる。5人のうち4人は逮捕されているが、Qiaoとアップル元社員のWangは中国へ逃亡している。
同日付米『CNBC』:「機密情報流出容疑のアップル元社員は自動運転合弁企業バイドゥ(百度)の幹部」:
米政府は16日、アップルの元社員のWeibao Wangを同社の自動運転部門から独自ソースコード等の情報を盗んだとして批判した。中国のインターネット企業バイドゥ(百度)の幹部だとみられている。
米政府は、内部の密通者など「中国が様々な手法で、米国企業から機密情報を盗み出している」ことを懸念しており、今回は、司法省の「不正に米国の機密技術を取得しようとする敵対国対策」のタスクフォースの一貫となる。
中国語のインタビュー記事に掲載されていた以前のプロフィールによると、Wangはアップル退職後、カリフォルニアと中国を拠点とするヘルスケアAI企業で務めた後、自動走行配送車両の開発企業Neolixの最高技術責任者となり、2021年からバイドゥで自動制御運転部門に携わっているようだ。
中国国籍でアップル社から自動運転部門の機密情報を盗んだとされる元社員は3人目。Wang と同じ時期にアップル社にいたXiaolang Zhangは、8月有罪判決が出ている。Jizhong Chenも、起訴されている。2人は逮捕前に国外へ退去出来なかった。
アップル社は2015年から自動運転車開発を行っていると報じられるが、達成目標や予定が公表されたことはなく、新車の発表もしていない。最近では、データ集積センサー搭載車がカリフォルニア周辺で走行しているのが確認されているくらいである。
一方、バイドゥは今年2月、年内にChatGPTのような技術を利用した新車の発表する予定だとしている。
閉じる
その他の最新記事