憲法遵守かトランプ支持かで揺れるペンス米副大統領(2021/01/06)
ペンス米副大統領は6日に開催される議会で、上院議長として、大統領選の選挙人投票と、バイデン次期大統領の認定を行う予定だが、敗北を認めないトランプ大統領から、役割以上の行動が期待されているという。
1月5日付米国
『ABC11』(AP通信引用)は「選挙人投票集計を巡り、トランプか憲法かで揺れるペンス」との見出しで以下のように報道している。
ペンス氏は次々巻き起こる状況下で、前例なきリーダーを支えるトランプ大統領の最も忠誠な兵士であった。
だが今、バイデン就任阻止の最後の砦となる水曜の選挙人選挙集計を統括する立場で、最もおぼつかない状況となっている。最終集計で、過半数の票を発表するのは同氏の役目となる。...
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1月5日付米国
『ABC11』(AP通信引用)は「選挙人投票集計を巡り、トランプか憲法かで揺れるペンス」との見出しで以下のように報道している。
ペンス氏は次々巻き起こる状況下で、前例なきリーダーを支えるトランプ大統領の最も忠誠な兵士であった。
だが今、バイデン就任阻止の最後の砦となる水曜の選挙人選挙集計を統括する立場で、最もおぼつかない状況となっている。最終集計で、過半数の票を発表するのは同氏の役目となる。
だが、ペンスの(反トランプの)違反行為はあくまで形式的な役割だが、この機会を使い激戦州の有権者の意思を覆すことを期待する大統領や支持者から大きな圧力をかけられている。
同日付米国『ウォール・ストリート・ジャーナル』は「トランプが抗戦する中、バイデンの選挙結果認定を巡りペンスがジレンマに直面」との見出しで以下のように報道している。
ジョージア州の集会で、5日の上院決選投票を前に、トランプ大統領はペンス副大統領は「素晴らしい人だが、私の期待に沿えないのであれば、彼のことをこれまでのようには好きでなくなる」との政治的メッセ―ジを送った。
月曜夜からの二日間は、ペンス氏にとって忠誠な副大統領としての過去4年で最大の政治タスクとなる。水曜、議会の合同会議を開催し、民主党のバイデン次期候補の当選が確定されるが、トランプは選挙結果の受け入れを拒否しており、一部の議員は州の選挙結果に異議を唱える予定である。火曜トランプは、「副大統領には不正に選ばれた選挙人を拒否する権限がある」と更なるプレッシャーをかけているが、州の結果は確定し、副大統領には変える権限はない。
上院議長としてのペンスの役割は概ね形式的なものだが、大統領の熱心な支持者はもっと強い行動を求めている。
自身の政治家としての未来を意識し、ペンス氏は彼の立場での憲法上要件と、トランプの大きな期待を懸念。大統領の圧力で共和党内に広がる分断に飲みこまれ、複雑で難しい立場にある。
ペンス氏は、上院議員との調整を図りながら、法を再考し、専門家の意見を聞いている。ペンスのチームは既に状況への対処に動いており、マーク・ショート首席補佐官は、先週の一部共和党議員の選挙反対姿勢を受けて、副大統領は「法の下に異議を唱える権限を行使し、証拠を導きだそうとする」この動きを歓迎するとの声明を出している。
一方、ペンス氏の側近は不満をためており、誰もが満足しない状況に置かれているが、ペンス氏はいつもバランスを取った行動をするという声もある。2024年にトランプ氏が大統領選挙に出馬しないなら、ペンス氏が共和党候補となる可能性が最も高い人物となる。
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トランプは政治を「リアリティショー」にしているとオバマ(2020/08/20)
米国大統領選挙に向けて、今週、民主党による全国党大会が開かれており、その3日目バラク・オバマ前大統領がオンラインでの演説で、トランプ大統領は、「注目を集めるため職務を利用している」等と批判している。
8月19日付米国
『シカゴ・トリビューン』は「民主党大会の演説で オバマは “トランプは大統領職をリアリティショーにしている”と批判」との見出しで以下のように報道している。
水曜夜、遠隔で行われた民主党大会で、バラク・オバマ元大統領がトランプ大統領を酷評。大統領職を注目を得るための「リアリティショーにしている」とした。
オバマ氏はフィラデルフィアの米革命博物館からオンラインで演説。...
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8月19日付米国
『シカゴ・トリビューン』は「民主党大会の演説で オバマは “トランプは大統領職をリアリティショーにしている”と批判」との見出しで以下のように報道している。
水曜夜、遠隔で行われた民主党大会で、バラク・オバマ元大統領がトランプ大統領を酷評。大統領職を注目を得るための「リアリティショーにしている」とした。
オバマ氏はフィラデルフィアの米革命博物館からオンラインで演説。トランプは、「仕事を真剣にやらず、パンデミックで多くの死者を出す失敗をしている。雇用、経済は失墜し、世界での米国の地位も下げた」等と述べ、大統領交代後、最も厳しい言葉で批判した。
このような批判に備えトランプ氏はホワイトハウスでの記者会見で、オバマ氏を「無能で酷い大統領」、「オバマやバイデンがいなかったら私は大統領になっていなかった」等と批判した。
演説でオバマ氏は国民に向かって、「米国の民主主義を壊そうとしている政権から、今危機に瀕する民主主義を立て直さねばならない。」、「ジョーとカマラに投票する事で、国民としての責務を果たして欲しい」等と訴えた。
過去数ヶ月間同氏は公にコロナ対策などで、トランプ大統領を酷評している。
同日付米国『ABC11』(AP通信引用)は「民主党大会2020:バラク・オバマがトランプを酷評、民主主義が危機に瀕していると警告」との見出しで以下のように報道している。
民主党大会の演説で、バラク・オバマ前大統領が、現職のトランプ大統領を「危機下にありながら、国をリードする仕事をせず、注目を得るため、大統領職を利用している」等と鋭く批判した。
それでも現職のトランプ氏よりは控えめな批判だが、トランプ個人を直接的に批判するこの発言は、米国の民主主義にとり脅威であるとの危機感から発せられたものである。
演説は一貫して、不安で疲れた国民、政府に不満を持つ人々、特に若い世代に対し、行動を呼びかけるものとなった。
民主党員はオバマを経済や国内政策を転換するための2020年の選挙への架け橋と見ている。
オバマの政治的躍進は、障壁を取り除き、世代を変え、新たな血を政治に迎えたことにあった。同氏は今年の予備選では、世界の問題の多くは、「高齢の古株が退かないことにある」としている。
また、若者有権者、特に黒人の熱意を懸念。トランプ氏が2016年に当選した背景には、黒人有権者が投票しなかったことが大きな要因だと思っているのだ。
数字上でもオバマ氏は民主党員、そして全国民の間で明らかに人気がある。
5月のFoxニュース世論調査によると、民主党員の93%がオバマに好意的な意見を持つと回答、全有権者の63%が同様の回答をしている。
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