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2024年10月07日(月)
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【Globali】
 

温暖化対策のパリ協定と米国(2016/11/15)

15日、モロッコで地球気候変動対策を話し合う国連の会議「COP22」で、パリ協定の締約国による会合が開かれる。各国代表は、これまで交渉をリードしてきた米国の次期大統領が、温暖化に懐疑的で協定からの脱退をも示唆してきたトランプ氏となり、また米国環境保護庁(EPA)に気候変動懐疑論者を選定したことで温暖化対策が後退するとの懸念が広がり静観の構えとなっている。モロッコ入りしているパーシング米特使は「トランプ氏就任でもパり協定の重要性は変わらない」と強調し、今後トランプ氏の政権移行チームと調整し今後4年間の政策が見えてくるだろう」と述べている。またジョン・ケリー米国務長官はトランプ政権移行前に協定を前進させると意気込んでいる。仮に米国がパリ協定から脱退したら他国も追従して脱退するため環境対策が滞り気温上昇目標達成が難しくなる可能性や、米国製品への報復課税への可能性が示唆されている。

11月14日付英『BBC』は「米特使、パリ協定は国家代表以上に重要」との見出しで以下の様に報道している。
モロッコのマラケシュで開かれているCOP22での記者会見で、米国のパーシング特使は、パリ協定の重要度は大きく、次期大統領となったトランプ氏よりも強いものだと述べた。「国の代表は交代するものだが、気候変動への我々の努力は永続不変だ」と述べ、数週間以内に政権移行チームから国務省へ人員を派遣し今後の米外交政策大綱がみえてくるだろうとした。...
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両陛下フィリピン訪問での反応(2016/02/01)

先週5日間の日程で、天皇皇后両陛下がフィリピンを親善訪問された。第二次世界大戦中フィリピンでは日米の激戦が繰り広げられ、多くの日本兵、フィリピン兵、市民が犠牲となり負傷者も多く出た。両陛下はアキノ大統領による歓迎晩さん会に出席、日本兵戦没者の墓を訪問し慰霊した。両国親善60年の祝いと友好関係の影で、中国による領海問題へのけん制との見方や慰安婦の抗議集会の様子が海外ニュースでは取り上げられている。

1月29日付比『PhilStar』は、「明仁天皇、フィリピンで日本の戦没者を慰霊」との見出しで次のように報じた。
・マニラ近郊の丘にある第二次大戦での日本兵戦没者墓地で、両陛下は約170人の戦没者の遺族が見守る中喪服姿で献花し深々とお辞儀をし慰霊した。天皇は式典中は発言せずアキノ大統領主催の宴会場で、先の大戦による犠牲を「我々日本は決して忘れない」と述べたとされる。
・明仁天皇は戦争による損害への後悔を何度も口にしたが、直接的な謝罪の言葉はなかった。...
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