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2024年03月29日(金)
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【Globali】
 

フランスメディアが見る安倍談話

欧州でも以前から注目されていた安倍首相の70年談話が出され、各国で様々な評価が発表されているが、フランスメディアも注目する。焦点となっていた「反省」、「お詫び」、「侵略」の表現が談話内で使用された事で、日本国内メディアや海外の一部メディアは「村山談話の意を間接的に取りいれた」と受止めたのとは対照的に、フランスメディアでは「安倍談話は謝罪を回避した」事に比重をおいて報じられた。

『ルモンド紙』は「安倍首相は謝罪を回避」と見出しをつけて、「戦時中の行いに対する首相自身の謝罪表明を回避」と報じる。「お詫び」や「反省」の文言は、過去の村山談話(1995年)や小泉談話(2005年)の引用文内の言葉にすぎず、「日本は戦時中の行いに対して、心からのお詫びと深い後悔の念をこれまで繰り返し表明した」と安倍首相が過去の事として言及した事に触れている。

『フィガロ紙』は、「安倍首相は永遠の哀悼の意を第二次世界大戦の犠牲者全てに表明した」が、「日本の過去の行いに対する謝罪の意に言及」しつつも「新たな世代が過去に犯した行為を悔い改める必要が無いことを呼びかけ」、「これで謝罪を終わらせようとしている」と報じた。...
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フランスメディアが見る安保法制

7月16日に1947年に制定された憲法の新解釈を実施する安保法制の採決を行った。日本とは安全保障上の関係が薄いフランスの各メディアも、アジア全域に影響を及ぼす方向転換として大きく取り上げる。

『ルモンド紙』は、「日本は平和主義脱却」と見出しをつけ、日本の安保法制を「1945年以来アジア太平洋地域の最も重要な戦略的激変の一つ」と評し、「理論上戦争が出来るようになる」この改正を、「第二次世界大戦後の日本国内のアイデンティティの中核をなす、平和主義の伝統からの離脱」と意味づけ、「近隣諸に嫌な記憶を残した帝国主義、超国家主義、植民地主義の過去の償いという前向きな対外的イメージからも離別」は、日本にとってマイナスとの見方を示す。...
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