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2024年04月20日(土)
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【Globali】
 

仏メディア:ローマ法王中絶に赦免を認める(2016/11/25)

中絶はその是非をめぐり度々政治論争を引き起こした。保守的なカトリック国や南米では、多くが中絶は殺人と見なす。一方レイプによる望まぬ妊娠のケースもある。しかし11月21日にローマ法王は書簡の中で中絶の罪を赦免する見解を示した。カトリックの価値観に根底から影響を与える「カトリックの文化的革命」として仏メディアは報じる。

『ルモンド紙』は、カトリック教義では中絶は許されるまで破門を招くほどの重大な罪である事に触れ、カトリックおよびキリスト教社会全体にとっていかに大きな価値観の転換であるかを示唆する。「ルモンド紙」によると、もともと聖年期間(*1)中のみ、中絶の罪に特赦を与える権限を全カトリック司祭に法王は付与していたが、この権限付与を無期限に延長する事を、聖年が終了した21日に決定した。書簡の中で「無垢な命を終わらせるため、中絶は重大な罪である」が、「神の慈悲が届いて消す事が出来ない罪は存在しない」と、赦免を認める理由を法王は示した。...
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フランスメディアが見る米・キューバ和解(2014/12/19)

米国とキューバが、1961年キューバ危機以来断絶していた国交を再開すると発表した。対ロシア政策、共産主義国の中国とベトナムとの力関係、オバマ大統領の国交回復の発表に激怒する米国共和党と、様々な思惑が報じられるが、ローマ・カトリックの影響が大きいフランスでは、各メディアが歴史的和解の背後で、ローマ法王フランシスコが中心的な役割を果した事に注目する。

『ラクロワ紙』は「オバマ大統領とラウル・カストロ議長は17日に、1960年以来断絶していた米国とキューバの国交再開を同時に発表」し、「“歴史的”和解に着手するため、オバマ大統領はケリー国務長官に議論の即刻開始を要請し、1962年以来の経済制裁削減を目指す」と報じる。『ルモンド紙』は「ローマ法王フランソワは、キューバと米国の和解の中心」と題し、両国和解は「外交関係の回復に貢献したバチカンの数か月に渡る仲裁の成果」と評する。...
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