女子サッカー:ヨルダンがイランチームのゴールキーパーの性別に関する調査を要求(2021/11/16)
ヨルダンサッカー協会は、アジアサッカー連盟(AFC)に対し、両チームの試合後に、男性と疑われているイランチームの女性選手の性別を確認するための調査を開始するよう要請した。イランは疑惑を否定している。
イスラエルのメディア
『ハアレツ』によると、ヨルダンのサッカー協会は14日、9月に行われた女子アジアカップ予選で同国代表チームがイランに敗れたことを受け、イラン人サッカー選手の一人が、変装した男性であると非難した。同国のプロサッカーを統括するヨルダンサッカー協会は、この試合に出場したイランチームのゴールキーパーが本当は男性ではないかという疑念を抱き、アジアサッカー連盟に苦情を申し立てるという異例の措置を取った。...
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『ハアレツ』によると、ヨルダンのサッカー協会は14日、9月に行われた女子アジアカップ予選で同国代表チームがイランに敗れたことを受け、イラン人サッカー選手の一人が、変装した男性であると非難した。同国のプロサッカーを統括するヨルダンサッカー協会は、この試合に出場したイランチームのゴールキーパーが本当は男性ではないかという疑念を抱き、アジアサッカー連盟に苦情を申し立てるという異例の措置を取った。ヨルダン側は、ヨルダンがPKで敗れた試合でのイランの勝利を無効とすることも求めている。
ヨルダンサッカー協会の事務局長は、11月5日付の書簡で、「(ヨルダンサッカー協会が)提出した証拠を考慮し、またこの大会の重要性を考慮して、(アジアサッカー連盟が)独立した医療専門家のパネルによる透明で明確な調査を開始し、問題の選手とチームの他の選手の適格性を調査することを要請する」とし、イランの女子サッカーチームは 「ジェンダーとドーピング問題の歴史がある 」と付け加えた。
ドバイのメディア『アル=アラビーヤ』によると、問題となっている選手は、ゴールキーパーのポジションでプレーし、イランがPKの末、ヨルダンを破り、2022年のAFC女子アジアカップへの出場権獲得に貢献した。同選手は、過去にイランの新聞で何度も自己弁護をしており、性別を疑問視されていた。
イランのサッカー女子チームの監督は、イランのファルス通信が伝えた声明の中で、「ゴールキーパーの性別に関する話が広まっているのは、イランチームに対する敗北を受け入れないための言い訳に過ぎない」と述べ、「こうした問題が発生しないために、予選開始前に必要なテストを行い、医療スタッフが代表チームの各選手を慎重に検査した。」と反論している。
しかし『アル=アラビーヤ』は、イランは過去に、女子代表チームに男性選手を起用していると非難されたことがあったと伝えている。2015年には、イラン女子サッカーチームの8人の選手が、性別適合手術を待っている男性ではないかと疑われた。イランリーグに近い関係者であるモイタビ・シャリフィ氏は、当時、イランのウェブサイト「Young Journalists Club」のインタビューで、「(8人の選手が)性転換手術を受けずにイランの女子チームでプレーしていた」と語っていた。
また、女子チームの4人の選手が男性であるという主張もあり、2010年の代表チームでもゴールキーパーの性別について疑問視されていた。
ヨルダン対イランの試合は9月25日にタジキスタンで行われ、0-0の同点だった両チームは、最終的にイランがPK戦で4-2とヨルダンを下していた。
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イスラエル、デルタ株による感染再拡大で4度目のロックダウンの可能性(2021/08/11)
昨年12月から新型コロナウイルスのワクチン接種を世界に先駆けて推し進めてきたイスラエル。しかしデルタ株により、国内の患者数や入院者数の急増に直面している。ユダヤ教の祝日を来月に控えており、イスラエル政府はロックダウンを含めた強力な対策を検討し始めている。
仏
『BFMTV』は、イスラエルは急速なワクチン接種により、早期のロックダウン解除が出来たものの、先月からデルタ株によるコロナ感染が急激に拡大していると伝えている。過去1週間の平均感染者数は3500人を超えた。
イスラエル『ハアレツ』紙によると、9日月曜日には新たに新規感染者が6275人報告され、1日の感染者数としては2月初旬以来の高水準を記録した。保健省によると、重症患者も394人と、6ヵ月ぶりの高水準となった。...
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仏
『BFMTV』は、イスラエルは急速なワクチン接種により、早期のロックダウン解除が出来たものの、先月からデルタ株によるコロナ感染が急激に拡大していると伝えている。過去1週間の平均感染者数は3500人を超えた。
イスラエル『ハアレツ』紙によると、9日月曜日には新たに新規感染者が6275人報告され、1日の感染者数としては2月初旬以来の高水準を記録した。保健省によると、重症患者も394人と、6ヵ月ぶりの高水準となった。
仏『ジュルナール・デュ・ディマンシュ』紙によると、イスラエルでは、ワクチンの接種率が非常に高く、全人口では10人中6人以上、70歳以上では10人中9人以上がワクチン接種を終了している。10歳から19歳の若者も42%がワクチンを少なくとも1回接種している。しかし、イスラエル政府は、「ワクチン接種は有効だが、国内で集団免疫を獲得するにはまだ不十分だ」と述べている。
保健省によると、9日の時点で、ワクチン未接種の60歳以上の患者の場合、10万人に対して重症患者は94.9人となっているのに対し、ワクチンを1回接種した患者では、10万人あたり34.7人となっている。ワクチン接種を終えている患者では、10万人あたり16.3人に下がっている。
それでもここ1ヵ月の間に、1週間あたりの集中治療室への入院数がほぼ0から400に上がっており、ナフタリ・ベネット首相は、新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるための現在の措置が功を奏さない場合、来月のユダヤ教の祝日にあわせて全国的なロックダウンに向かう可能性があるとする文書を内閣に提出した。
『BFMTV』によると、新しいロックダウンに対しては複数の野党議員だけでなく、地方政府の閣僚も反対の声を上げているという。アビグドール・リーバーマン財務大臣は、9日の記者会見で、「ロックダウンは正しい解決策ではない。ロックダウンと、感染者や重症患者の減少との間に相関関係があるかどうかは明らかになっていない。明らかなのは、ロックダウンと経済的ダメージには相関関係があるということだ。」と述べ、「私たちは、コロナウイルスと共存するための準備をしなければならない。私たちはインフルエンザとの共存の仕方を知っている。コロナウイルスの場合も同じだ。」と語った。
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