米ニュースサイト
『ビジネスインサイダー』によると、中国の地方自治体の公式ソーシャルメディアアカウントが、日本が台湾を軍事的に支持した場合に日本への核攻撃を行うよう呼びかける動画を再投稿した。
陝西省の主要都市である宝鶏市の市委員会が11日に投稿した動画は、「もし日本が中国の台湾統一に対して軍事介入するなら、日本への例外的な核攻撃を行うことを推奨する」と訴えている。
中国は、非核保有国に対して核攻撃は行わず、核兵器は自衛のためだけに使用することを宣言しているが、台湾を支援した場合の日本には例外的に使用できるというのである。...
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米ニュースサイト
『ビジネスインサイダー』によると、中国の地方自治体の公式ソーシャルメディアアカウントが、日本が台湾を軍事的に支持した場合に日本への核攻撃を行うよう呼びかける動画を再投稿した。
陝西省の主要都市である宝鶏市の市委員会が11日に投稿した動画は、「もし日本が中国の台湾統一に対して軍事介入するなら、日本への例外的な核攻撃を行うことを推奨する」と訴えている。
中国は、非核保有国に対して核攻撃は行わず、核兵器は自衛のためだけに使用することを宣言しているが、台湾を支援した場合の日本には例外的に使用できるというのである。
この動画は、中国版ユーチューブである動画投稿サイト「西瓜視頻」に投稿されたもので、元々は、200万人以上のフォロワーを持つ軍事解説チャンネル「六軍韜略」が作成したもの。しかし六軍韜略は、この投稿を削除している。
動画では、麻生副総理が今月初めに、台湾が侵略された場合、日本は台湾の防衛に協力する必要があると発言したことに対して、動画のナレーターは、日本が「歴史から教訓を学んでいない」とコメントし、「日本が二度目の無条件降伏を表明するまで、核爆弾を使用し続ける」ことを提唱している。
また動画は、中国が日本に対して「新旧の憎しみを結びつけるべきだ」と提案し、中国の視聴者に、第二次世界大戦中の日本の中国侵略に対する憤慨と、麻生副総理の最近の台湾発言への憤りを結びつけるよう促している。そして、「我が国は、前世紀にはなかったような大きな変化の中にある。我が国の平和的台頭を確保するためには、対策を講じる必要がある」とし、日本への核攻撃の推奨を繰り返している。
宝鶏政府が再投稿したこの動画には、15日までに、6,673件の「いいね!」と15万回の再生回数があり、中国のソーシャルメディアのユーザーは、コメント欄でこの動画を賞賛している。「このビデオは、我が国の多くの人々が考えていることを表している」というコメントや、「いいね! 私はこれを全面的に支持する!復讐の日が来た!」などのコメントを残している。 また、中国がミサイルを撃ち込めば、あとは日本の原子炉が日本を破壊してくれるというような内容を書いている人もいた。
米ニュースサイト『ブライトバート』によると、動画が公開された動画投稿サイト「西瓜視頻」は、「ティックトック」を運営する中国のBytedance社が所有しているという。六軍韜略は当初7月11日に投稿し、同日、地方自治体の公式アカウントで投稿された後、六軍韜略のアカウントでは削除された。削除されるまでの間に200万回以上の再生回数を記録した。
米ニュースサイト『ネーション・アンド・ステート』は、中国は独自の核戦力の開発に力を入れているようだと報じている。6月に公開された衛星画像には、ゴビ砂漠に100基の核ミサイルサイロが建設されている様子が写っている。6月には、中国が昨年1年間で核ミサイルを30基増やしたという報告もされている。
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