JCCテレビすべて
スペシャル Globali
2024年03月30日(土)
最新TV速報
【Globali】
 

大洋州メディア;TPP妥結がもたらすもの

10月6日付「世界が見るTPP交渉妥結」の中で触れたとおり、米国、英国、フランスメディアは、中国に対抗する、日米を中心とした経済協定の成立を総じて歓迎しており、韓国メディアも、中国とだけでなく、今からでもTPPに参加すべきと焦りを見せている。一方、大洋州メディアも、豪州、ニュージーランドともに、農産品の輸出市場が大幅に拡大できる道筋が付けられたとして、それぞれ有益な妥結だったと称賛している。

10月6日付『キャンベラ・タイムズ』紙は、「TPP妥結、農産品貿易枠にまだ問題残るも概ね歓迎」との見出しで、「今回のTPP妥結について、取引品目によって優劣があるが、豪州農業界としては総じて歓迎している。すなわち、
① 米:日本向け無関税輸出枠が6千トンと、米国米が獲得した5万トンより遥かに少ないが、日本向けは高級品が主要であり、利益率が良いことから評価する。日本市場を開拓するのに20年掛かっており、その意味では大きな前進と言える。...
全部読む

 

大洋州メディア;日本の景気動向に注目

豪州にとって日本は、輸出入貿易額で中国に続く2位で、今年1月には日豪経済連携協定が締結されている。また、ニュージーランドも、中国、豪州、米国に次ぐ4位と、やはり双方にとって重要なパートナーであり、豪州とともに環太平洋戦略的経済協力協定(TPP)の加盟交渉国となっている。従って、両国にとって、日本の景気動向も大変気になるところで、直近の日銀短観や家計消費、求人倍率等の景気指標について両国メディアが伝えている。

10月1日付『ニュージーランド・ヘラルド』紙(『AP通信』記事引用)は、「日銀短観、企業景気見通し悪化」との見出しで、「日本銀行は10月1日、直近四半期の“短観(全国企業短期経済観測調査)”を発表したが、それによると大企業製造業の業況判断は、前回6月に比べて3ポイント悪化した。ただ、大企業非製造業の見通しは2ポイント改善しており、景況感は錯綜している。従って、経済評論家の多くは、日銀による更なる景気刺激策(編注;2013年4月の金融緩和策、2014年10月追加金融緩和策実施)の検討、実施は時期尚早とみている。...
全部読む


その他の最新記事
▲画面のトップへ
ランキング 注目パーソン
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
人気ランキング