パキスタン、犯罪防止のためにローラーブレードで武装した警察隊を創設(2021/02/25)
パキスタン南部にある都市カラチでは、強盗や路上犯罪者の検挙率を上げるためにローラーブレードを履いた警察官がまもなく登場する予定だ。
ドバイメディア
『ガルフニュース』によると、パキスタン最大の都市カラチでは、男性10人と女性10人の計20人の警察官が現在ローラーブレードを履いてパトロールする訓練を受けているという。新しいパトロール隊の創設により、市内での犯罪防止効果や検挙率を上げることが期待されており、最終的には犯罪率を下げることを目的としている。
特捜部司令官の Farrukh Ali Lanjhar博士は、ローラーブレードの新部隊が、国内で最も犯罪率の高い都市の治安を大幅に改善し、路上犯罪の抑制につながることを期待している。...
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ドバイメディア
『ガルフニュース』によると、パキスタン最大の都市カラチでは、男性10人と女性10人の計20人の警察官が現在ローラーブレードを履いてパトロールする訓練を受けているという。新しいパトロール隊の創設により、市内での犯罪防止効果や検挙率を上げることが期待されており、最終的には犯罪率を下げることを目的としている。
特捜部司令官の Farrukh Ali Lanjhar博士は、ローラーブレードの新部隊が、国内で最も犯罪率の高い都市の治安を大幅に改善し、路上犯罪の抑制につながることを期待している。
日頃から対応や行動が遅いと批判されているパキスタン警察であるが、ローラーブレードを用いることで、人口密度が高く、狭い市内の道を素早く移動できるようになり、容疑者を追跡しやすくなるだけでなく、より短時間で警察が現場に駆け付けることができるようになると見られている。
なお、パキスタンの首都イスラマバードの警察は、ハイテク監視ツールを駆使して効果的に犯罪と闘うために、ドローンのパトロール部隊の創設を発表している。
英『デイリーメール』によると、ローラーブレード部隊隊長のFarrukhAli氏は、2,000万人以上が住む都市で、ローラーブレード隊はオートバイで逃げる容疑者をより簡単に追跡できると説明している。ただし、整備されていない道路や歩道が多いため、カラチ全体をパトロールするのではなく、盗難や迷惑行為の発生率が高い公共の場所に配置されると述べた。新部隊は、1ヶ月間の集中的なローラーブレード訓練の後、市内の狭い通りや交通量の多い交差点、ショッピングセンターなどをパトロールする。
新しいローラーブレード部隊創設のニュースに対し、ソーシャルメディアでは懐疑的な声が上がっている。しかし、世界のいくつかの都市では既にローラーブレード部隊が活躍している。フランスの首都パリでは、8人で編成されたローラーブレード部隊が20年近く街をパトロールしており、観光客の自撮り写真に一緒に入ってあげるなど、友好的なフランス警察の顔を見せている。一方でイギリスのロンドンでは、ローラーブレードのパトロール隊を公園に配備してみたものの、容疑者が草の上を走って逃げてしまったために、計画は打ち切られたという。
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イギリス世論調査、半数が言論の自由が「脅威にさらされている」と回答(2021/02/16)
イギリスの俳優ローレンス・フォックスの党が依頼した世論調査によると、イギリス人の49%が表現の自由が危険にさらされていることを恐れており、特にトランスジェンダーや移民問題について、懸念を持っていることが明らかになった。
英ニュースサイト
『エクスプレス』によると、俳優で政治活動家のローレンス・フォックスのリクレイム(取り戻そう)党が依頼した世論調査で、この調査は2月5日から7日にかけて、18歳以上の2,000人を対象に行われた。回答者の半数近くが言論の自由が脅かされていると回答したのに対し、感じないと回答したのは29%にとどまったことが判明した。
『テレグラフ』や『デイリーメール』によると、49%の回答者が、5年前よりも議論されている話題について意見を共有することが難しくなっていると答えている。...
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英ニュースサイト
『エクスプレス』によると、俳優で政治活動家のローレンス・フォックスのリクレイム(取り戻そう)党が依頼した世論調査で、この調査は2月5日から7日にかけて、18歳以上の2,000人を対象に行われた。回答者の半数近くが言論の自由が脅かされていると回答したのに対し、感じないと回答したのは29%にとどまったことが判明した。
『テレグラフ』や『デイリーメール』によると、49%の回答者が、5年前よりも議論されている話題について意見を共有することが難しくなっていると答えている。43%は移民に関する意見を言うのが怖いと回答。42%は、反感を恐れてトランスジェンダーの権利について公然と話す勇気がないと回答。また、43%の人が警察に「自分の考えを話すのが怖い」と回答している。「怖くない」と答えた人は23%にとどまった。BLM運動に関しては、37%が「賛成」、31%が「反対」となった。年齢別に見ると、18歳から34歳までの半数近くがBLMに好意的な意見を持っているのに対し、55歳以上では27%にとどまった。
なお調査によると、最も安心して自分の考えを話すことが出来る場所は、56%が自宅、友人とパブやレストランが45%、勤務先が24%という結果になった。
今回の調査を依頼したリクレイム党のリーダー、ローレンス・フォックス氏は、調査結果を受けてサンデー・テレグラフ紙に対し「世論調査の結果は憂慮すべきものである。」と語っている。そして、ウォーク(反差別)イデオロギーが「銅像を取り壊し、私たちの誇り高い歴史を書き換え、私たちの祖先が自らの命を犠牲にした寛容で公正で自由な社会に真っ向から対立 」しようとしていると指摘した。
英ニュースサイト『ザ・ガーディアン』によると、フォックス氏は昨年、「国民との接点を失った」国の指導者に対して、イギリスの価値観を取り戻すことを呼びかけるための政党を立ち上げた。そして、「私たちの未来を分断ではなく、共に努力していくものにすることを約束する新しい政治運動」の創設を目指すと宣言し、例えばメディアや教育分野の公的機関を「政治的な偏見がないように改革したい」と語っていた。
『エクスプレス』は、個人に対するボイコット運動や、発言プラットフォームの取り上げ、または逮捕などが試みられるようになったイギリス社会への懸念が高まっていることを指摘している調査結果であると報じている。
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