気候温暖化:カリフォルニア州は石油メジャー各社を損害、ごまかしの理由で訴える(2023/09/18)
『フランス24チャンネル』9月16日付けによると、カルフォルニア州は9月15日金曜日、世界の巨大石油開発メジャー5社に対して起訴を開始した。起訴理由は、メジャー5社が、化石燃料による気候温暖化リスクを過小評価するように世論を操作し、数十億ドル規模の損害を与えたことを挙げている。
『ニューヨークタイムズ紙』に発表され、カリフォルニア州知事に確認したカリフォルニア州の法に訴える活動は、他の町や州にも飛び火した。
巨大石油開発メジャー5社の、エクソンモービル、シェル、BP、コノコフィリップおよびシェブロンに対する民事訴訟は、9月15日金曜日、サンフランシスコ高等裁判所に申し立てられた。さらに、学術機関の米国石油協会(API)も同様に起訴対象となっている。
カリフォルニア州知事のガビン・ニューソム氏(民主党)は金曜に発表したコミュニケで、「50年以上の間、石油開発メジャー5社は、我々を欺き、どれくらいの化石燃料を生産量すると地球環境に危険な状態となるという事実を知りながら、隠してきた。...
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『ニューヨークタイムズ紙』に発表され、カリフォルニア州知事に確認したカリフォルニア州の法に訴える活動は、他の町や州にも飛び火した。
巨大石油開発メジャー5社の、エクソンモービル、シェル、BP、コノコフィリップおよびシェブロンに対する民事訴訟は、9月15日金曜日、サンフランシスコ高等裁判所に申し立てられた。さらに、学術機関の米国石油協会(API)も同様に起訴対象となっている。
カリフォルニア州知事のガビン・ニューソム氏(民主党)は金曜に発表したコミュニケで、「50年以上の間、石油開発メジャー5社は、我々を欺き、どれくらいの化石燃料を生産量すると地球環境に危険な状態となるという事実を知りながら、隠してきた。」と言明した。さらに、「カリフォルニア州としては、地球を汚染したメジャー5社に、償いをさせるために立ち上がった。」と付け加えた。
一方、APIの報道官は、環境政策は議会の管轄で、司法システムの管轄ではないとして
カリフォルニア州の起訴を批判した。さらに、「政治的な意図で米国の石油産業の基盤や労働者たちに対する根拠のない起訴は、一種の‘気晴らし’に過ぎない。この法的な訴えで、カリフォルニア州の納税者の納めた税金が浪費されることになる。」と追記した。
シェル社は、自社の発信したコミュニケで、「気候変動対策として、今行動することには賛成するが、カリフォルニア州が法的手段に訴えることには反対する。理知的な政策と全ての部門での活動が、問題点解決の最適な方法である。」と表明した。
なお、カリフォルニア州からの起訴対象となっている他のメジャー各社からは現在のところ、コメントやコミュニケは出ていないという。
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中国:テイックトック運営会社はジャーナリストへのスパイ行為を認める(2022/12/25)
フランスの
『ルモンド紙』によると、米国のジャーナリストは10月に‘テイックトック’運営会社‘バイトダンス’がスパイ行為を行っていることを公表している。そのため、米国議会は、全ての議員に対してSNSのテイックトック使用を禁止することになるという。
中国の最新テクノロジー会社でテイックトックの運営会社の‘バイトダンス’が今回の論争の的となっている。バイトダンス社’は12月23日金曜日にある従業員が不正にテイックトックの基盤データベース中のジャーナリストのデータにアクセスしたことを認めている。データアクセス理由として、ジャーナリストのデータを追跡することでメデイアへの基盤データの情報流出の原因を突き止めようとしたという。すなわち、バイトダンス社の従業員たちは、バイトダンス社について記事を書いた2人のジャーナリストのデータにアクセスして、ジャーナリストのデータの入手先の調査を試みたという。...
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中国の最新テクノロジー会社でテイックトックの運営会社の‘バイトダンス’が今回の論争の的となっている。バイトダンス社’は12月23日金曜日にある従業員が不正にテイックトックの基盤データベース中のジャーナリストのデータにアクセスしたことを認めている。データアクセス理由として、ジャーナリストのデータを追跡することでメデイアへの基盤データの情報流出の原因を突き止めようとしたという。すなわち、バイトダンス社の従業員たちは、バイトダンス社について記事を書いた2人のジャーナリストのデータにアクセスして、ジャーナリストのデータの入手先の調査を試みたという。
バイトダンス社のE.アンデルセン顧問によると、バイトダンス社の従業員たちは、バイトダンス社の人員、ファイナンスタイムズのジャーナリストおよびブズフィード社の元ジャーナリストの関係を明確にしたかった、と語った。
2人のジャーナリストは、非合法な方法でバイトダンス社に関する事柄を報道した。その後、ジャーナリストとコンタクトしたバイトダンスの従業員は離職しているという。
E.アンデルセン顧問の内部報告書によると、社内の機密情報を漏らしたバイトダンスの従業員と同じ場所にいるかを調べるために2人のジャーナリストのインターネットIPアドレスを入手したと説明している。
10月には米国のフォーブス誌のジャーナリストが、バイトダンス社によるスパイ行為を公表した。その2か月後の12月にはバイトダンスについての記事を書いたフィナンシャルタイムズ紙のジャーナリストのデータがバイトダンス社によりアクセスされている。
今回、12月のスキャンダルは、皮肉にも、米国連邦議会が国の安全保障を脅かすという理由でテイックトックを公務員の基盤データシステムとしての使用を全面的に禁止することを決定した時期に起こった。
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