タイで民主化を求めるデモ
タイでは7月から若者を中心に、大学キャンパス内などで民主化を求めるデモが毎日のように起きている。今月16日にはバンコク中心部の民主記念塔を囲み、2014年5月のクーデター後最大規模となる1万人以上が参加するデモが行われた。
8月16日付英国
『BBC』 は「タイ抗議デモ:改革求めバンコクで数千人規模の集会」との見出しで以下のように報道している。
タイの首都バンコクに政治改革を求める抗議集会で数千人が集結。デモ隊は、憲法改訂、タイではデリケートな問題である、君主制改革を求めている。タイの法律では、王室批判は長期刑となる場合もある。
ここ数ヶ月は、毎日のように学生デモが起きており、デモ主導者から数人の逮捕者も出ている。...
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8月16日付英国
『BBC』 は「タイ抗議デモ:改革求めバンコクで数千人規模の集会」との見出しで以下のように報道している。
タイの首都バンコクに政治改革を求める抗議集会で数千人が集結。デモ隊は、憲法改訂、タイではデリケートな問題である、君主制改革を求めている。タイの法律では、王室批判は長期刑となる場合もある。
ここ数ヶ月は、毎日のように学生デモが起きており、デモ主導者から数人の逮捕者も出ている。
しかし主催者側は日曜のデモは、改革を求める声が学生に留まらず一般に拡大していることを示しているとしている。バンコク警察によるとこの日1万人が参加、警官600人が警備にあたった。
24歳の学生活動家が歓声を上げる参加者に向かって、「私たちは、新しい選挙、新内閣を求めている。最後に私たちの夢は真に憲法のもとの君主制である。」と述べた。
政府支持者も数十人集会でステージに立ったという。
同日付タイ『バンコクポスト』 は「学生主導の大規模デモで政府退陣を要求」との見出しで以下のように報道している。
デモは16日午後に始まり、平和的だが熱の入った集会が開催され、夕方辺りが暗くなると、バンコクの民主記念塔周辺をでは、政府プラユット・チャンオチャ政権の退陣を求め、1万人を超える大勢の学生が抗議デモに参加した。
活動家やコメディアンがステージで演説した。首都警察は、午後7時時点の参加者は12000人としたのに対し、主催者側は、20000人以上が民主化改革を求めていたとしている。
デモ隊の安全を考慮し車両は侵入禁止とし、警察は近くの学校を拠点に警備にあたり、チャンオチャ首相も、会場の警察を通じ、冷静と忍耐を取り戻すよう求めた。
集会で演説者は、議会解散、憲法改訂、政府批判者へのハラスメントをやめるよう要求している。
主催者側は、自由若者運動(NGO組織)の活動は今、学生だけでなく、社会の様々な階層、アーティストから労働者まで、あらゆる人々に浸透しているとしている。
チュラロンコン大学の社会科学者Trakul Meechai氏は、地元メディアの取材で、政府と議会は、この要求の審議のため緊急会議を開くべきだと訴えている。
今回の反政府デモは7月18日に始まり、学校や大学キャンパス内などを中心とし各地方へ広がりをみせている。
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ロシア、原子力発電所による放射能レベル上昇を否定
北欧で通常より高い放射性物質が検出された事に関し、ロシアは原子力発電所から放射能が漏れているとの疑惑を否定した。
6月28日付英国
『BBC』 は「ロシア、原子力発電所からの放射能漏れを否定」との見出しで以下のように報道している。
スカンジナビアで放射性物質が検出された事に関し、ロシアはの原子力発電所から放射能が漏れている疑惑を否定した。フィンランド、ノルウェー、スウェーデンの放射能監視機関は先週、大気中に通常より多くの放射性同位体が検出されたと発表した。オランダの公衆衛生機関は、データの解析後この物質がロシア西部方面で発生したものと思われ、燃料要素への影響を与える可能性があるとしている。...
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6月28日付英国
『BBC』 は「ロシア、原子力発電所からの放射能漏れを否定」との見出しで以下のように報道している。
スカンジナビアで放射性物質が検出された事に関し、ロシアはの原子力発電所から放射能が漏れている疑惑を否定した。フィンランド、ノルウェー、スウェーデンの放射能監視機関は先週、大気中に通常より多くの放射性同位体が検出されたと発表した。オランダの公衆衛生機関は、データの解析後この物質がロシア西部方面で発生したものと思われ、燃料要素への影響を与える可能性があるとしている。
しかし、ロシアの原子力エネルギー機関は声明で、北西部2か所の原子力発電所(レニングラード原子力発電所とコラ原子力発電所)は、正常に稼働しており、放射能漏れは報告されていないとしている。国営原子力発電所運転操業企業「ロスエネルゴアトム」のスポークスマンはタス通信に対し、異常の報告はなく2か所の発電所周辺の放射能レベルは6月中変化はみられないと回答している。
金曜、包括的核実験禁止条約機関準備委員会(CTBTO)のLassina Zerbo事務総長はツイッターに、スウェーデンの監視機関が、6月22日と23日通常以上の高レベルの3同位体(Cs-134, Cs-137 and Ru-103)を検出したが、体への影響はない旨を投稿。オランダ国立公衆衛生環境研究所が、原子力発電所での異常を指摘し、国際原子力機関は土曜、加盟国からの情報収集を進めると発表していた。
6月27日付米国『ニューヨークタイムズ』 (AP通信引用)は「北欧で放射能レベル上昇、ソース不明」との見出しで以下のように報道している。
今月北欧で放射性物質の僅かな上昇を検知したと北欧当局が発表。オランダ当局がロシア西部の原子力発電所の燃料要素の事故である可能性を指摘した。ロシアのタス通信は、これを否定。国営原子力発電所運転操業企業「ロスエネルゴアトム」のスポークスマンの談話とし、2か所の発電所での異常は報告されていないとしている。
スウェーデンの放射能安全当局は、現状では放射能レベル上昇の原因や発生場所を特定できないとしている。オランダ国立公衆衛生環境研究所は、データ分析から放射性核種がロシア西部から発生しているとの分析結果を発表。放射性核種は人口物質で、核種の組成は原子力発電所の燃料要素の損傷である可能性があるとしている。
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