中国、輸出好調も輸入が減少(2022/04/14)
中国国営メディアは、新型コロナウイルスの封鎖が国内流通と国際輸送に深刻な問題を引き起こしていると報じている。中国の輸入は、世界的なパンデミックの回復の中で、1月と2月に15.5%増加し、専門家たちは3月に少なくとも8%の成長を予測していたが、代わりに0.1%の減少となった。
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『ブライトバート』によると、ピンポイント・アセット・マネージメントの首席エコノミスト、張智威氏は「中国の3月の輸出は好調を維持したが、輸入は崩壊した。輸入の低迷は、オミクロンの発生により中国の主要港を通過する物資の流れが滞ったことを反映していると思われる。3月の輸入はそれ以前の注文を反映しているので、おそらく需要減退が原因ではない」と指摘している。張氏は「サプライチェーンの混乱は工業生産に悪影響を及ぼす」ため、4月には輸入がさらに減少し、少なくとも5月までは低迷する可能性があると予想している。...
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『ブライトバート』によると、ピンポイント・アセット・マネージメントの首席エコノミスト、張智威氏は「中国の3月の輸出は好調を維持したが、輸入は崩壊した。輸入の低迷は、オミクロンの発生により中国の主要港を通過する物資の流れが滞ったことを反映していると思われる。3月の輸入はそれ以前の注文を反映しているので、おそらく需要減退が原因ではない」と指摘している。張氏は「サプライチェーンの混乱は工業生産に悪影響を及ぼす」ため、4月には輸入がさらに減少し、少なくとも5月までは低迷する可能性があると予想している。
中国国営紙の環球時報は12日、新型コロナウイルスによるロックダウンが「物流の混乱と出荷の遅れ」を引き起こしていると報じ、数日間の大量検査が完了すれば、通常の出荷は必ず再開されると伝えた。12日の別の環球時報の記事は、輸入の減少は、「新型コロナウイルスの流行からの回復の遅れ、米国のインフレ率の急上昇、ロシア・ウクライナ紛争、米国の高金利」、さらに中国の一部で新型コロナウイルスが再燃していることによると指摘している。また、「上海での流行は、貿易の流れにも影響を及ぼしている。世界最大のコンテナ港である上海港はまだ操業しているが、周辺地域の封鎖や交通遮断により、配送が困難になっている」と伝えている。
香港の『サウスチャイナモーニング』は、中国の輸入が1年半ぶりに月間で減少したことで、中国当局は、強硬なゼロコロナ戦略が中国の輸出を脅かし、経済成長の重荷になりかねないという警鐘が鳴らされているようだと伝えている。同紙は、オミクロンの発生を抑えるための主要港の閉鎖や、ロシア・ウクライナ戦争による商品価格の高騰など、多くの要因があげられると伝えているが、税関総局の13日の発表は、内需とサプライチェーンの混乱も原因の一つになっていると報告している。世界第4位の港を持つ深センは3月中旬の1週間、ほとんどの経済活動を停止し、世界で最も忙しい港を持つ商業の中心地、上海は先月末に封鎖された。天津や広州など他の主要な港湾都市でも感染が報告されている。
カナダからの購入量は28.2%減少し、次いでアメリカからの購入量が12%減少し、EUからの購入量が11.6%減少した。しかし、同紙の計算によると、中国の主要なエネルギー供給国であるロシアからの輸入は、先月26.4%増加した。中国の輸出は先月、前年同期比14.7%増の2760億米ドルとなったが、1~2月期の16.3%から減速している。
世界のサプライチェーンの要である中国は、膨大な数の中間製品を輸入し、加工してから再輸出している。専門家たちは、原油から鉄鉱石、穀物まで世界最大の購入国である中国は、原材料の国際価格高騰に対して特に脆弱であると警告している。3月の原油輸入は前年同月比14%減の4270万トンとなった。国内建設に不可欠な製鉄原料である鉄鉱石の購入量は、3月は14.5%減の8728万トンとなった。一方、中国の先月の穀物輸入量は約1200万トンで、前年比5.6%減となった。輸入の減少により、間もなく輸出が打撃を受ける可能性があると、専門家たちは述べている。
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中国、中印国境紛争で負傷した中国兵を聖火ランナーに選び、政治的メッセージ送る(2022/02/03)
北京冬季オリンピックは、2020年の中印国境紛争で負傷した中国兵士が2日、聖火リレーの走者として参加したことから、インドで冷ややかな歓迎を受けた。
印
『タイムズ・オブ・インディア』によると、人民解放軍の連隊長であった聖火ランナーは、中国とインドの間で争われているガルワン渓谷での両軍の衝突の際、中国部隊を監督する任務を負っていた。衝突の際、少なくとも20人のインド人と4人の中国兵が死亡した。中国政府が自国の犠牲者を認めたのは8カ月後だった。
中国の国営メディア「グローバル・タイムズ」は、戦闘で頭に重傷を負った中国兵士を「英雄」として祭り上げ、大会の1200人の聖火ランナーの中に含まれていると報じた。...
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『タイムズ・オブ・インディア』によると、人民解放軍の連隊長であった聖火ランナーは、中国とインドの間で争われているガルワン渓谷での両軍の衝突の際、中国部隊を監督する任務を負っていた。衝突の際、少なくとも20人のインド人と4人の中国兵が死亡した。中国政府が自国の犠牲者を認めたのは8カ月後だった。
中国の国営メディア「グローバル・タイムズ」は、戦闘で頭に重傷を負った中国兵士を「英雄」として祭り上げ、大会の1200人の聖火ランナーの中に含まれていると報じた。しかし、インド側は冷ややかな反応を示している。インドの著名ジャーナリスト、アビシェク・バラ氏は「中国の攻撃的な情報戦が続いている。死者を発表するのにしばらく時間がかかったが、今や兵士が聖火ランナーになった。」とツイートした。
両国は2020年の衝突の後、ガルワン渓谷とその周辺に数万人の兵士を追加で投入した。昨年末に行われた高官レベルの協議では、この地域の緊張を緩和することができず、インドのニュースサイト「The Wire」は、中国兵士が聖火リレーに参加したことは、中国との「芳しくない緊張緩和の更なる印」だと述べた。兵士は、12月に中国の国営放送CCTVに出演し、「戦場に戻り、再び戦う準備ができている」とも語っていた。
印紙『インディアン・エキスプレス』は、中国政府は、負傷した兵士を聖火ランナーにすることで、英雄に仕立て上げようとし、欧米5カ国(アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、リトアニア)の大会ボイコットを拒否し、参加者を1人送ったインドを嘲笑うための意図的なものだと思われる、と報じている。そして、中国がプロパガンダの一環として、ガルワン渓谷を持ち出した心理作戦は今回が初めてではない、と伝えている。
インド軍が、インドと中国の兵士が実質支配線上のいくつかの地点で新年の挨拶を交わす画像を公開してからちょうど1週間後、中国国有メディアの記者が、中国軍が渓谷で中国国旗を広げている動画を掲載した。記者は、「2022年の元旦、ガルワン渓谷に中国の国旗が上がる。この国旗はかつて北京の天安門広場に掲揚されたもので、とても特別なものだ。」とツイートした。また、数週間前には、インドとの国境地帯を担当する中国軍司令部が、中国版ツイッターウェイボーで、「2月1日、通知を再投稿した人の中の10人に、ガルワン渓谷の石をプレゼントとして送ります」と告知したと報じられた。
米オンラインメディア『ブライトバート』は、中国国営新聞「環球時報」が2日、聖火ランナーを務めた中国兵士を大きく取り上げていることを指摘し、「現在、両国間の緊張がエスカレートしていないことを考えると、中国の最近の最大の軍事的損失の1つをオリンピックのイベントで強調するというのは奇妙な選択である。特に、インドは、世界で最も人口の多い国の一つであり、世界有数の険しい山々があるが、冬季オリンピックでの存在感は極めて限定的なものである。北京大会に派遣された選手は、スキーのアリフ・カーン1名のみである。」と伝えている。
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