ワクチン9社・「安全確認後に使用申請」との共同声明(9月9日)
英国の製薬大手「アストラゼネカ」は、新型コロナウイルスのワクチンの開発に向けて先月下旬から日本でも始めていた臨床試験を安全性を確認するために中断した。
アストラゼネカは「英国や米国で行っている臨床試験も試験の参加者に何らかの症状が出ることがあり、独立した検証を行う必要がある」などとして、一時的に中断したことを明らかにしている。
更に、ワクチンを開発する欧米製薬会社の9社は共同声明を出し、臨床試験で安全性や効果が確認されるまで、ワクチンの使用許可を当局に申請しない方針を示した。...
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英国の製薬大手「アストラゼネカ」は、新型コロナウイルスのワクチンの開発に向けて先月下旬から日本でも始めていた臨床試験を安全性を確認するために中断した。
アストラゼネカは「英国や米国で行っている臨床試験も試験の参加者に何らかの症状が出ることがあり、独立した検証を行う必要がある」などとして、一時的に中断したことを明らかにしている。
更に、ワクチンを開発する欧米製薬会社の9社は共同声明を出し、臨床試験で安全性や効果が確認されるまで、ワクチンの使用許可を当局に申請しない方針を示した。
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フランス企業、新型肺炎感染結果がその場で分かるPCR検査機の販売を開始(9月9日)
フランスのスタートアップ企業が、検査機関を通さずに30分ほどで新型肺炎の感染を判定できるPCR検査機を開発した。販売許可を取得したばかりで、フランスの大手企業などと今後の販売について話し合いをすすめている。
『BFMTV』によると、フランスのバイオテクノロジー専門の新興企業Loop Dee Science社は、数ヵ月に及ぶ研究の末、新型肺炎の検出を30分で可能とする検査機「ループ エックス(Loop X)」を開発した。...
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フランスのスタートアップ企業が、検査機関を通さずに30分ほどで新型肺炎の感染を判定できるPCR検査機を開発した。販売許可を取得したばかりで、フランスの大手企業などと今後の販売について話し合いをすすめている。
『BFMTV』によると、フランスのバイオテクノロジー専門の新興企業Loop Dee Science社は、数ヵ月に及ぶ研究の末、新型肺炎の検出を30分で可能とする検査機「ループ エックス(Loop X)」を開発した。新しい検査機は、検査機関を通さずにPCR検査を受けたその場所で結果を知ることが出来る。様々な組織が利用できるようになれば、今後は場所を問わず迅速に検査を行うことが可能になる。
詳細は、以下を参照してください。
Globali:フランス企業、新型肺炎感染結果がその場で分かるPCR検査機の販売を開始
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新型コロナウイルスワクチン開発・英国製薬大手・臨床試験を一時的に中断(9月9日)
英国の製薬大手アストラゼネカはオックスフォード大学とともに開発を進めている新型コロナウイルスのワクチンのヒトでの安全性や有効性を確かめるために英国や米国で行っている最終段階の臨床試験を一時的に中断したことを明らかにした。
声明は独立した委員会が安全性のデータを検証するためだとしたうえで大規模な臨床試験では参加者に何らかの症状が出ることがあり、独立した検証を行う必要があるとしている。
具体的にどのような症状が出たのかなど詳細は明らかにしていない。...
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英国の製薬大手アストラゼネカはオックスフォード大学とともに開発を進めている新型コロナウイルスのワクチンのヒトでの安全性や有効性を確かめるために英国や米国で行っている最終段階の臨床試験を一時的に中断したことを明らかにした。
声明は独立した委員会が安全性のデータを検証するためだとしたうえで大規模な臨床試験では参加者に何らかの症状が出ることがあり、独立した検証を行う必要があるとしている。
具体的にどのような症状が出たのかなど詳細は明らかにしていない。
アストラゼネカは開発スケジュールへの影響を最小限にとどめつつ試験の参加者の安全にも十分配慮するとしている。
このワクチンは世界で最も開発が進んでいるものの1つで開発に成功した場合、日本政府も供給を受けることで基本合意している。
菅官房長官は「厚生労働省で企業から詳細な情報を収集していると報告を受けている。ワクチンは来年前半までに全国民に提供できる数量を確保することを目指し、有効性と安全性の確保の観点から承認の認否については適切に判断していく」とコメントした。
臨床試験の一時的中断を明らかにした声明に先立ち、アストラゼネカを含む製薬会社など9社は共同で宣言を発表して安全を最優先にワクチン開発を進めると強調した。
ワクチンを巡ってはロシアが臨床試験の最終段階を待たず、正式に使用を承認したり米国の規制当局が緊急で使用を許可する可能性を明らかにしたりしている。
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“血栓できにくく改良”新型「ECMO」開発(9月9日)
新型コロナウイルスで最も重症になった患者に対する治療の最後の砦ともいわれる人工心肺装置「ECMO」について、血の塊「血栓」ができにくくするなど改良した装置を国立循環器病研究センターが開発し今後、医療現場で使われることになった。
装置を開発したのは、大阪・吹田市にある国立循環器病研究センターの研究グループだ。
「ECMO」は、患者の体内から取り出した血液に直接酸素を送り込むことで肺の機能を一時的に代行する装置で、新型コロナウイルスに感染し症状が非常に重くなった患者の治療に使われている。...
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新型コロナウイルスで最も重症になった患者に対する治療の最後の砦ともいわれる人工心肺装置「ECMO」について、血の塊「血栓」ができにくくするなど改良した装置を国立循環器病研究センターが開発し今後、医療現場で使われることになった。
装置を開発したのは、大阪・吹田市にある国立循環器病研究センターの研究グループだ。
「ECMO」は、患者の体内から取り出した血液に直接酸素を送り込むことで肺の機能を一時的に代行する装置で、新型コロナウイルスに感染し症状が非常に重くなった患者の治療に使われている。これまでの「ECMO」は、1週間ごとに装置を全て交換しなければならない上、長時間使うと装置内に血栓ができて詰まるおそれがあった。
新型の「ECMO」は、ポンプの構造を工夫したことで装置の交換が必要なくなった他、チューブなどに血を固まりにくくする薬を塗ったことで血栓ができにくくなった。
センターでは、装置の安全性を確かめる臨床研究として、早ければ来週から医療現場で使い始めるということで、患者や医療従事者の負担を軽減できると期待されている。
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新型コロナ・ワクチン購入・予備費から約7000億円支出へ(9月5日)
新型コロナウイルスのワクチンを海外の製薬会社から購入する費用にあてるため政府は今年度の予備費からおよそ7000億円を支出する方針を固めた。
新型コロナウイルスのワクチンをめぐり米国・英国の製薬会社と開発成功の場合ワクチン供給を受けることで基本合意している他、別の米国の企業とも供給を受ける方向で交渉を進めていて来年前半からの接種開始を目指している。
政府は来年前半までに全ての国民に提供できる数のワクチンの確保を目指し安全性や有効性が認められるものは国内産、国外産問わず契約を進める方針である。
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