米国・ホワイトハウス報道官“当面は国内経済”TPP早期復帰に慎重姿勢(1月23日)
米国・ホワイトハウスのサキ報道官は22日、会見で「今後数カ月、力を入れるのは経済であり、米国の中間層のために全力を尽くす」と述べ、当面は国内の経済対策に力を入れるとしてTPP(環太平洋パートナーシップ協定)への早期の復帰には慎重な姿勢を示した。
またサキ報道官は北朝鮮の核ミサイル開発について「世界の平和と安全保障にとって深刻な脅威だ」としたうえで、今後について「米国と同盟国を守るため新たな戦略を作る」と述べ日本や韓国など同盟国と緊密に連携していく考えを示した。...
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米国・ホワイトハウスのサキ報道官は22日、会見で「今後数カ月、力を入れるのは経済であり、米国の中間層のために全力を尽くす」と述べ、当面は国内の経済対策に力を入れるとしてTPP(環太平洋パートナーシップ協定)への早期の復帰には慎重な姿勢を示した。
またサキ報道官は北朝鮮の核ミサイル開発について「世界の平和と安全保障にとって深刻な脅威だ」としたうえで、今後について「米国と同盟国を守るため新たな戦略を作る」と述べ日本や韓国など同盟国と緊密に連携していく考えを示した。
一方、バイデン大統領は就任から3日目となる22日、隣国のカナダとメキシコの首脳とそれぞれ電話会談を行って外交をスタートさせた。
バイデン大統領は国際協調を重視していて、トランプ前政権の米国第一主義によって悪化した同盟国などとの関係改善にも力を注いでいく考えである。
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バイデン新政権早速着手(1月23日)
バイデン新政権が誕生した。トランプ政権が残した問題山積の政権となるが、バイデン新大統領は就任当日から矢継ぎ早に、「パリ協定」の復帰や「メキシコとの国境の壁の建設中止」など17の大統領令に署名した。
17の大統領令はほぼトランプ政権が進めてきた政策をほぼひっくり返すものであり、こうしたやり方は大統領が代わった際には米国では慣例的となっており、トランプ政権との決別を象徴的に意味するものでもある。...
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バイデン新政権が誕生した。トランプ政権が残した問題山積の政権となるが、バイデン新大統領は就任当日から矢継ぎ早に、「パリ協定」の復帰や「メキシコとの国境の壁の建設中止」など17の大統領令に署名した。
17の大統領令はほぼトランプ政権が進めてきた政策をほぼひっくり返すものであり、こうしたやり方は大統領が代わった際には米国では慣例的となっており、トランプ政権との決別を象徴的に意味するものでもある。
これに異論を唱える専門家もいる。例えば「パリ協定」復帰によって2025年までに米国は温暖化ガスを25%減らすという約束を守れるのかという問題がある。さらに、「石油開発事業計画の停止」で米国のガソリン代はものすごく上昇する。米国は車社会なのでこのことが国民の経済を直撃することは間違いない。
加えて「メキシコとの国境の壁の建設中止」によって、ホンジュラスから何万人という移民が米国に向けて続々と押し寄せているという。直面する問題をどう解決するのかを考えて大統領令に署名したのか疑問でもある。
バイデン大統領の足元の最大の課題はコロナ問題である。毎日2000人の死者を出し、累計死者数は第二次大戦、朝鮮戦争、イラク戦争の戦死者の合計よりも多い40万人にも及んでいる。
バイデン大統領はトランプ大統領のコロナ対策を批判して大統領になっただけに、感染者数や死者数の減少が際立って表れてこなければ、政権発足早々に批判が高まる可能性がある。
ワクチンをどれだけ効率的に国民に打つことができるかということが現在のバイデン大統領の最大の課題である。これにどううまく乗り越えていけるのか注視されている。
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バイデン新大統領が目指す米国再建(1月22日)
米国第46代大統領にバイデンが就任した。
南北戦争以来とも言われる国内の分断、異なる人種間の軋轢、コロナ禍と経済の落ち込み、世界からの信頼低下と台頭する中国とのせめぎ合い、果たしてこの難局は乗り切れるのだろうか。
連邦議会への乱入で5人の死者を出し内外に衝撃を与えた事件から2週間過ぎた。
異例の厳戒態勢が敷かれた就任式でバイデン大統領は、トランプ前大統領の支持者を意識して国民の融和と結束を訴えた。...
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米国第46代大統領にバイデンが就任した。
南北戦争以来とも言われる国内の分断、異なる人種間の軋轢、コロナ禍と経済の落ち込み、世界からの信頼低下と台頭する中国とのせめぎ合い、果たしてこの難局は乗り切れるのだろうか。
連邦議会への乱入で5人の死者を出し内外に衝撃を与えた事件から2週間過ぎた。
異例の厳戒態勢が敷かれた就任式でバイデン大統領は、トランプ前大統領の支持者を意識して国民の融和と結束を訴えた。
早速大統領の執務を開始し、温暖化防止パリ協定への復帰やWHOからの脱退取りやめの大統領令など15の文書に署名した。
最重要課題が、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めをかける対策である。
就任100日プランでワクチン接種1億回分を目指す。州をまたぐ移動の際や連邦政府の建物内ではマスク着用を義務化した。
経済復興では追加経済対策の実現を目指すが、巨額の財政支出には議会の協力が不可欠である。
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米国・バイデン大統領就任(1月21日)
米国の第46代大統領に民主党・ジョーバイデンが就任。バイデン新大統領は就任演説で「分断は深く現実のものだが、国民の結束に全身全霊を尽くす」と訴えた。
新型コロナウイルスの感染防止や連邦議会の乱入事件を受けた警備強化のため、中心部は閉鎖され一般の人の姿は見られない。
就任式で国歌を歌ったのはレディーガガだった。
就任式のテーマは米国の結束。バイデン大統領は国際協調を重視する姿勢を強調した。...
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米国の第46代大統領に民主党・ジョーバイデンが就任。バイデン新大統領は就任演説で「分断は深く現実のものだが、国民の結束に全身全霊を尽くす」と訴えた。
新型コロナウイルスの感染防止や連邦議会の乱入事件を受けた警備強化のため、中心部は閉鎖され一般の人の姿は見られない。
就任式で国歌を歌ったのはレディーガガだった。
就任式のテーマは米国の結束。バイデン大統領は国際協調を重視する姿勢を強調した。
大統領就任式に出席しなかったトランプ前大統領は、邸宅のあるフロリダ州の空港に到着した。
新旧の大統領が顔をそろえない異例の就任式になった。
バイデン新大統領は初めてホワイトハウスに入り新型ウイルス対策、気候変動、移民問題などをめぐる文書に署名しトランプ前政権からの転換を打ち出す見通しだがトランプ前大統領の支持者らに反発が強く多くの難題にどう向き合うか手腕が問われることになる。
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米国・バイデン次期政権・あす就任式・厳戒態勢(1月20日)
あす米国の政権が交代し、民主党・ジョーバイデンが第46代大統領に就任する。
就任式は、大統領選挙をめぐる混乱や議会への乱入事件で厳戒態勢で行われる。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、恒例のパレードも中止する。
就任演説でバイデンは、選挙戦を通じて訴えてきた分断された社会の融和を訴える見通しである。
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