北朝鮮・李容浩外相・非核化進展には「米国との信頼関係が必要」(9月30日)
北朝鮮・李容浩外相が29日、国連総会で演説し「非核化の進展には米国との信頼関係が必要で、それがなければ核武装を解除することはない」とけん制した。
李外相は「非核化を実現しようとする我々の意思は確固たるものだ」と述べ、北朝鮮はこれまで、信頼関係を作るために核実験や大陸間弾道ミサイルの発射を停止するなど行動を示していると主張した。
その上で「米国は北朝鮮が求める朝鮮戦争の終戦宣言に反対している」と述べ、「米国側に相応の措置が見られない」と非難した。...
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北朝鮮・李容浩外相が29日、国連総会で演説し「非核化の進展には米国との信頼関係が必要で、それがなければ核武装を解除することはない」とけん制した。
李外相は「非核化を実現しようとする我々の意思は確固たるものだ」と述べ、北朝鮮はこれまで、信頼関係を作るために核実験や大陸間弾道ミサイルの発射を停止するなど行動を示していると主張した。
その上で「米国は北朝鮮が求める朝鮮戦争の終戦宣言に反対している」と述べ、「米国側に相応の措置が見られない」と非難した。
「米国を信頼できない状態では、一方的に核武装を解除することは絶対にありえない」と強くけん制した。
国連安保理の北朝鮮への制裁については「ミサイル発射を停止してから何も変化がない」と緩和を求めた。
2回目の米朝首脳会談に向けた非核化協議が続く中、溝が埋まらないのは米国の責任だと国際社会に訴えた演説となった。
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10月中に米朝首脳会談が行われる可能性を検証する(9月29日)
(10月中に米朝首脳会談が行われる可能性は?)
27日国連安保理で中ロは「北朝鮮が協調姿勢を見せている」との理由で北朝鮮への制裁の緩和を求め、制裁の維持を主張する日米との溝が深まっている。朝鮮半島情勢については中国・王毅外相は「われわれは北朝鮮に対する国連安保理決議を厳格に履行していくが、安保理には情勢変化に応じた行動を取るよう呼びかける」と発言し、制裁緩和の検討を改めて主張した。トランプ大統領は北朝鮮への制裁について「非核化が実現するまで維持する」と明言してはいるものの、中間選挙での点数稼ぎという意味合いもあり、北朝鮮との2度目の会談の開催については、かなり前のめりになっているようにも見える。...
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(10月中に米朝首脳会談が行われる可能性は?)
27日国連安保理で中ロは「北朝鮮が協調姿勢を見せている」との理由で北朝鮮への制裁の緩和を求め、制裁の維持を主張する日米との溝が深まっている。朝鮮半島情勢については中国・王毅外相は「われわれは北朝鮮に対する国連安保理決議を厳格に履行していくが、安保理には情勢変化に応じた行動を取るよう呼びかける」と発言し、制裁緩和の検討を改めて主張した。トランプ大統領は北朝鮮への制裁について「非核化が実現するまで維持する」と明言してはいるものの、中間選挙での点数稼ぎという意味合いもあり、北朝鮮との2度目の会談の開催については、かなり前のめりになっているようにも見える。10月にはポンペオ国務長官が訪朝することになっており、この4度目の訪朝で非核化のステップ、終戦宣言に関して一定の折り合いがつけば10月中に米朝首脳会談が行われる可能性もゼロとはいえない。
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文大統領、金委員長の意向伝える(9月28日)
27日韓国の文在寅大統領は5日間のニューヨーク滞在を終えて帰国した。5日間の訪米期間中文在寅大統領はトランプ大統領と会談し、金正恩委員長の非核化の意思を伝え、国連総会での演説では、北朝鮮の非核化への積極的な努力を国際社会に紹介した。韓国のメディアは文在寅大統領のパフォーマンスは米朝間の溝を埋めることになったかもしれないが、未だに北朝鮮の非核化については具体的な方策がとられておらず、困難が多いとしている。...
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27日韓国の文在寅大統領は5日間のニューヨーク滞在を終えて帰国した。5日間の訪米期間中文在寅大統領はトランプ大統領と会談し、金正恩委員長の非核化の意思を伝え、国連総会での演説では、北朝鮮の非核化への積極的な努力を国際社会に紹介した。韓国のメディアは文在寅大統領のパフォーマンスは米朝間の溝を埋めることになったかもしれないが、未だに北朝鮮の非核化については具体的な方策がとられておらず、困難が多いとしている。
文在寅大統領との会談後、トランプ大統領は「もし北朝鮮が核実験を停止し続けるのならば、非核化への行程表がなくても相互の信頼関係が築けるかもしてない」と述べたものの、非核化が持続的に進展しない限りは制裁を継続すると改めて確認した。
一方文在寅大統領は終戦宣言を行うことが韓米間のコンセンサスだとして、北朝鮮の非核化を引き出すためには、米国による「相応の措置」すなわち終戦宣言が必要だと強調、金正恩委員長は終戦宣言がなされれば、非核化に全力を尽くし、経済発展に集中したいのだと語ったとも述べ、北朝鮮の意向を紹介し、米朝間の仲介を積極的に行った。
また26日ポンペオ国務長官は北朝鮮の李容浩外相と会談し、金正恩委員長からの招請状を受け取り、10月に訪朝することが決まった。今回の訪朝は同長官の今年に入ってから4度目の訪朝になる。
ただしポンペオ国務長官の訪朝の際に非核化についての行程表や核施設の申告といった行動がだされなければ妥協は難しく、文在寅大統領の努力もむなしく、第二次米朝首脳会談も流れてしまう可能性も残っている。
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北朝鮮・安保理・米朝会談に期待(9月28日)
北朝鮮問題について、国連安全保障理事会で閣僚級会合が開かれ、各国からは2回目の米朝首脳会談への期待感が示された。
一方、北朝鮮に対する制裁をめぐっては着実な履行を求める米国などと緩和の検討を主張する中国との間で認識の違いがみられた。
会合には安保理から出席のあった北朝鮮・李容浩外相は欠席したが、北朝鮮の担当者が傍聴する姿がみられた。
冒頭、前日に北朝鮮・リヨンホ外相と会談した米国・ポンペイオ国務長官は「2回目の米朝首脳会談実現に向け話し合った」と述べた。...
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北朝鮮問題について、国連安全保障理事会で閣僚級会合が開かれ、各国からは2回目の米朝首脳会談への期待感が示された。
一方、北朝鮮に対する制裁をめぐっては着実な履行を求める米国などと緩和の検討を主張する中国との間で認識の違いがみられた。
会合には安保理から出席のあった北朝鮮・李容浩外相は欠席したが、北朝鮮の担当者が傍聴する姿がみられた。
冒頭、前日に北朝鮮・リヨンホ外相と会談した米国・ポンペイオ国務長官は「2回目の米朝首脳会談実現に向け話し合った」と述べた。
一方で、ポンペイオ国務長官が強調したのは制裁だった。石油精製品のいわゆる瀬取りなど安保理決議に違反している事例をあげ、中国やロシアなどを念頭に制裁の着実な履行を求めた。
関係国として参加した河野外相は「非核化につながることを強く期待、日本は努力を惜しまない」と述べ、制裁逃れを防ぐための取り組みに各国の協力を求めた。一方、中国・王毅外相が「制裁措置を緩和すべきかどうか検討する必要がある」と述べるなど制裁をめぐり米国などと中国、ロシアとの間で認識の違いがみられた。
二回目の米朝首脳会談の焦点・核施設廃棄の前提条件にあげた米国の相応の措置が終戦宣言であるならその効果とリスクをトランプ政権がどう判断かとミョンビョン廃棄の次に北朝鮮は何をするかが左右しそうだ。
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河野外相・北朝鮮のリヨンホ外相と会談(9月27日)
ニューヨークを訪れている河野外相は、国連本部で20分程度、北朝鮮・リヨンホ外相と会談した。会談内容は明らかにされていない。
河野外相は、安倍首相が拉致問題の解決に向けて北朝鮮・キムジョンウン朝鮮労働党委員長と会談する用意があると表明したことなども踏まえ、拉致や核ミサイルの問題を包括的に解決し、国交正常化を目指す日本の立場を改めて伝えたものと見られる。
北朝鮮・リヨンホ外相は、米国・ポンペイオ国務長官とも会談していて、外務省幹部は「米国に続いて日本が時間をとって、北朝鮮と会談したことは意味がある」と述べた。...
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ニューヨークを訪れている河野外相は、国連本部で20分程度、北朝鮮・リヨンホ外相と会談した。会談内容は明らかにされていない。
河野外相は、安倍首相が拉致問題の解決に向けて北朝鮮・キムジョンウン朝鮮労働党委員長と会談する用意があると表明したことなども踏まえ、拉致や核ミサイルの問題を包括的に解決し、国交正常化を目指す日本の立場を改めて伝えたものと見られる。
北朝鮮・リヨンホ外相は、米国・ポンペイオ国務長官とも会談していて、外務省幹部は「米国に続いて日本が時間をとって、北朝鮮と会談したことは意味がある」と述べた。
日朝外相の接触は、先月ASEANの関連会合の際に、短時間意見交換して以来である。
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