日UAE首脳会談・脱炭素化・協力強化へ(7月17日)
中東3か国を歴訪中の岸田首相は、2つ目の訪問国・UAE(アラブ首長国連邦)で、UAE・ムハンマド大統領との首脳会談に臨んだ。岸田首相は「日本は戦略的パートナーであるUAEとの関係を重視しており、ムハンマド大統領との間で親密な関係を築いていきたい」と述べた。
両首脳は、UAEが次世代エネルギーの拡大にも力を入れていることやことし11月からの国連の気候変動対策の会議・COP28の議長国を務めることを踏まえ、脱炭素化に向けた協力の強化などを盛り込んだ共同声明を発表した。...
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中東3か国を歴訪中の岸田首相は、2つ目の訪問国・UAE(アラブ首長国連邦)で、UAE・ムハンマド大統領との首脳会談に臨んだ。岸田首相は「日本は戦略的パートナーであるUAEとの関係を重視しており、ムハンマド大統領との間で親密な関係を築いていきたい」と述べた。
両首脳は、UAEが次世代エネルギーの拡大にも力を入れていることやことし11月からの国連の気候変動対策の会議・COP28の議長国を務めることを踏まえ、脱炭素化に向けた協力の強化などを盛り込んだ共同声明を発表した。
会談の詳しい内容はまだ明らかになっていないが、岸田総理大臣は、日本が原油の4割近くをUAEから輸入していることを念頭に安定供給の継続を呼びかけたものと見られる。
さらに宇宙やAI(人工知能)、医療などの幅広い分野で日本の先端技術の活用を通じてUAEの産業の多角化を後押ししていくことを伝えたものと見られる。
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エネルギー分野で協力・外相級「戦略対話」も(7月17日)
中東最初の訪問国、サウジアラビアを訪れている岸田総理大臣は、ムハンマド皇太子との首脳会談に臨み、エネルギー分野での協力を確認したほか、外交安全保障分野の交流促進に向けて、外相級の戦略対話を新たに設けることで一致した。
岸田総理大臣とムハンマド皇太子との首脳会談は、日本時間の午前3時過ぎに始まり、途中から夕食もとりながら、合わせて2時間余りにわたって行われた。
会談で両首脳はウクライナ情勢も背景に、国際エネルギー市場の先行きが見通せない中、原油の安定供給が重要だという認識を共有した。...
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中東最初の訪問国、サウジアラビアを訪れている岸田総理大臣は、ムハンマド皇太子との首脳会談に臨み、エネルギー分野での協力を確認したほか、外交安全保障分野の交流促進に向けて、外相級の戦略対話を新たに設けることで一致した。
岸田総理大臣とムハンマド皇太子との首脳会談は、日本時間の午前3時過ぎに始まり、途中から夕食もとりながら、合わせて2時間余りにわたって行われた。
会談で両首脳はウクライナ情勢も背景に、国際エネルギー市場の先行きが見通せない中、原油の安定供給が重要だという認識を共有した。そして、岸田総理大臣はサウジアラビアが再生可能エネルギーの導入をはじめ、産業の多角化を図っていることを踏まえ、水素やアンモニアなど、次世代エネルギーの分野で日本が持つ先端技術を通じて後押しする構想を伝え、脱炭素化に向けて協力を進めていくことを確認した。
また、ロシアや中国の動向を念頭に、法の支配の重要性を強調して連携を呼びかけ、両首脳は外交安全保障分野の交流を促進するため、外相級の戦略対話を新たに設けることで一致した。
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岸田首相・きょうから・中東3か国歴訪へ(7月16日)
岸田総理大臣はきょうから今月19日までの日程で、サウジアラビア、UAE(アラブ首長国連邦)、カタールの3か国を歴訪し、首脳会談などに臨む予定で、先ほど政府専用機で羽田空港を出発した。
岸田総理大臣は、産油国でも再生可能エネルギーを導入し、産業の多角化を図る動きが広がっていることを踏まえ、日本の脱炭素技術を提供するなど積極的に支援する姿勢を示して連携を確認したい考え。
一方、ロシアや中国の動向なども念頭に法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持強化する重要性も重ねて訴える方針。...
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岸田総理大臣はきょうから今月19日までの日程で、サウジアラビア、UAE(アラブ首長国連邦)、カタールの3か国を歴訪し、首脳会談などに臨む予定で、先ほど政府専用機で羽田空港を出発した。
岸田総理大臣は、産油国でも再生可能エネルギーを導入し、産業の多角化を図る動きが広がっていることを踏まえ、日本の脱炭素技術を提供するなど積極的に支援する姿勢を示して連携を確認したい考え。
一方、ロシアや中国の動向なども念頭に法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持強化する重要性も重ねて訴える方針。
またサウジアラビアでは、ペルシャ湾岸の6か国が加盟するGCC(湾岸協力会議)の事務局長と会談し、10年以上停滞しているFTA(自由貿易協定)の交渉を再開できないか、意見が交わされるものとみられる。政府としては、ウクライナ情勢も背景に国際エネルギー市場の先行きが見通せないなか、産油国との協力を深め将来にわたる安定供給の確保につなげたい考え。
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岸田首相“理解を”韓国・ユン大統領“報告書を尊重”(7月13日)
岸田総理は韓国のユンソンニョル大統領と会談し、福島第一原発の処理水を薄めて海に放出する計画に理解を求めたのに対して、ユン大統領はIAEA(国際原子力機関)の報告書を伸長する立場を説明した。
そのうえでユン大統領は放射性物質の濃度が基準を超えるなどの異常があれば直ちに放出を中断し韓国側に事実を知らせるよう求めた。
岸田総理・欧州訪問へ・NATO首脳会議など出席(7月11日)
岸田総理大臣はリトアニアで開かれるNATOの首脳会議などに出席するため、きょうから4日間の日程でヨーロッパを訪れる予定で、まもなく羽田空港を出発する。
岸田総理大臣の会議出席は去年に続いて2回目で、G7広島サミットの成果も踏まえ、ウクライナ情勢を巡る対応で今後も積極的に貢献する姿勢を示したいとしている。
そして、ウクライナ侵攻を続けるロシアと中国が関係を強める動きを見せていることを受け、ヨーロッパとインド太平洋地域の安全保障は不可分だとして、日本とNATOの連携強化を呼びかけたい考え。...
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岸田総理大臣はリトアニアで開かれるNATOの首脳会議などに出席するため、きょうから4日間の日程でヨーロッパを訪れる予定で、まもなく羽田空港を出発する。
岸田総理大臣の会議出席は去年に続いて2回目で、G7広島サミットの成果も踏まえ、ウクライナ情勢を巡る対応で今後も積極的に貢献する姿勢を示したいとしている。
そして、ウクライナ侵攻を続けるロシアと中国が関係を強める動きを見せていることを受け、ヨーロッパとインド太平洋地域の安全保障は不可分だとして、日本とNATOの連携強化を呼びかけたい考え。
また、現地で個別の首脳会談も行う方向で調整を進めていて、このうち韓国のユンソンニョル大統領との会談では、福島第一原発にたまる処理水を基準を下回る濃度に薄めて、海に放出する計画を説明し、重ねて理解を求める方針。さらにウクライナのゼレンスキー大統領との会談も検討していて、支援を継続する方針を直接伝えたい考え。
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