【中国情勢】
沖縄・尖閣諸島周辺の接続水域・中国当局の船・航行(1月9日)
海上保安庁によると、去年、沖縄・尖閣諸島周辺の接続水域を中国当局の船が航行した日数が282日に上り、統計を取り始めてから最多となった。
石川県の能登半島沖の日本の排他的経済水域にある「大和堆」周辺では北朝鮮のイカ釣り漁船による違法操業が相次ぎ、去年海上保安庁は1308隻に退去警告を行った。 海上保安庁は、日本の周辺海域では緊迫した情勢が続いているとして、来年度は大型巡視船を増やすなどして警備体制の強化を進める方針である。 台湾総統選挙・蔡総統“台湾を次の香港にしない”(12月30日)
来月行われる台湾総統選挙の候補者によるテレビ討論会が行われ、再選を目指す蔡英文総統は、「台湾の主権を守ることが最優先で、台湾を次の香港にしない」と述べて支持を訴えた。
選挙は、再選を目指す与党・民進党の蔡英文総統と、南部の都市・高雄市長で最大野党・国民党の韓国瑜の事実上の一騎打ちになっている。 最新の世論調査によると、中国への警戒感を追い風に蔡総統がリードしていて、民進党はあすにも中国を念頭に海外勢力の政治介入を防ぐ法案を議会で可決させ、さらに支持を固める方針である。 2022年北京冬季五輪に向けた動き(12月28日)
(中国の次の一手は2022年北京冬季五輪に向けた動き)
米中覇権争いで米国と一進一退の攻防を繰り広げる中国だが、次の一手はどんなものになるのだろうか。直近で考えられるのは「2022年北京冬季五輪」で、中国・習近平指導部は「2022年北京冬季五輪」を景気浮揚や国威発揚のための手段と位置付けている。世界中の人たちに高性能な中国製8Kカメラや監視カメラ、5GネットワークにAI技術、EVなどを実際に見てもらい、使ってもらうことによって、可能ならば米国などが押し進めている中国製品排除の動きに釘を刺し、販路拡大につなげていきたいという思惑が底流に流れているのではないだろうか。...
全部読む
中国・イラン・ロシアと軍事演習(12月27日)
中国国防省は中国、イラン、ロシアの3か国がインド洋で軍事演習を今日から行うと発表した。
イランへの圧力を強める米国をけん制する狙いがあるものとみられる。中国国防省・呉謙報道官は中国は演習にミサイル駆逐艦を派遣すると述べた。 演習の目的については3か国の海軍の交流を深め世界の平和と海上の安全を共同で守るためとしている。 イランをめぐってはトランプ政権がホルムズ海峡を通る船舶の安全を守るため融資連合を結成し軍事的な圧力を強めているほか、イランの企業や交換へ制裁を相次いでかすなど強硬な姿勢を示している。...
全部読む
安倍総理きょうから中国訪問(12月23日)
安倍総理大臣はきょう午後、北京で中国の習近平国家主席と会談する予定。来年春の習主席の国賓としての日本訪問に向けて、新たな日中関係についても意見を交わしたい考えである。
そして注目されるのが日韓首脳会談であるが、先月上旬、韓国・文在寅大統領と訪問先のタイで短時間ことばを交わした。 正式な首脳会談としては1年3ヵ月ぶりとなる。徴用巡る問題で日韓関係が悪化する中、韓国政府は先月下旬。ここにきて両国に一歩前進とみられる動きも出ている。...
全部読む
「中国情勢」内の検索 |