【風の流れ】
FBI・トランプ氏とロシアの関係捜査中だと証言する(3月21日)
FBIのコミー長官は20日議会下院の公聴会に出席し、去年行われた米国の大統領選挙にロシア政府が干渉したとされる問題について証言し「トランプ陣営とロシアとの間で何らかの調整があったのか捜査している」とコメントし捜査していると初めて公式に認めた。
一方でトランプ陣営の誰が捜査の対象になっているのかなどは「捜査中」として明らかにしなかった。
この問題をめぐっては米国の情報機関がことし1月、共和党のトランプの勝利を後押しするため、ロシア政府が民主党陣営にサイバー攻撃を仕掛けたと断定する報告書を発表したほか、トランプの側近などが選挙期間中にロシア政府の関係者と接触していたことが明らかになっている。
一方ホワイトハウスのスパイサー報道官は「何の結託もなかったと関係者はみんな言っている」と述べ、トランプ陣営とロシア政府との連携を否定して問題の火消しに躍起になっている。
この問題は、トランプ大統領にとって、下手をすると命取りになりかねない怖さがある。今後FBIからどのような情報が明らかにされるのか、注目される。
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