【風の流れ】
FOMC政策金利を引き上げ(3月16日)
米国のFOMC(米国連邦公開市場委員会)が予想通り政策金利を引き上げた。今後引き続き利上げを行っていく考えも明らかにし今年さらに2度の利上げを予告している。雇用はすでに2、3年前から目標値に達していて、物価上昇率も今年になって目標値の2%に近づいていたことから利上げは時間の問題だと予想されていた。
FRBは政策金利を0.25ポイント引き上げ0.75%から1%の範囲とした。引き上げのタイミングに意味があり、2008年金融危機以降、初めてFRBが利上げを行ったのは2015年末だったがその際FRBは2016年中に4回の利上げを行うと予告していた。
実際には中国発の金融不安や英国のEU離脱問題、大統領選挙など国内の事情により利上げは1度しか行われなかった。ニューヨーク株式市場は値上がりしている。
今後、日本や米国の株式市場や金融市場がどう反応するかが焦点となる。
戻る