【風の流れ】
議会との折り合いをつけたトランプ大統領(3月2日)
トランプ米大統領は、1年間の施政方針を示した初めての議会演説から1夜明け、与党・共和党のマコネル院内総務やライアン下院議長などの指導部と会合を開き、演説で訴えた政策の実現に向け着手する考えを示した。
一方共和党は議会演説について、変革を促進する機運を高めるだろうと評価し、協力して取り組む姿勢を確認した。
またトランプ大統領の長女・イバンカのブランドの商品を購入するようテレビ番組で呼びかけた、コンウェイ大統領顧問について、米国政府の倫理局は、倫理規定に違反するとして懲戒処分の検討を求めていたが、ホワイトハウスは、不正な動機はなかったとして処分を見送った。
今後、トランプ大統領は予算の承認などで議会の協力を得て行かなければはならない立場に立ち、否が応でも議会との親和性を高めてゆくものと考えられる。
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