米国のトランプ大統領は、初めて議会で演説し、１年間の施政方針を示し、米国第一主義で取り組む方針を強調したうえで、米国のインフラ整備に向けて１兆ドルの投資につながる法案を承認するよう、議会に協力を求める意向を示した。

公的および民間資本を通じて資金調達し、新たな雇用を創出する法案だと述べた。加えて移民制度改革、不法移民対策、安全保障強化、メキシコとの国境沿いに築く壁の建設などにも言及した。

また大統領は国防費の大幅な増大を求めているが、ほかの部門で大幅な予算削減が必要となるため共和党指導部は「現在の予算案は先に進まないだろう」と語った。
一方ライアン下院議長は「すべてきちんと取り組めば我々はひとつにまとまる」と楽観的な見方を示した。

今までのトランプ大統領の演説からみると、かなり筋道がはっきりし、穏当なものになっていると感じた。
これからが、トランプ大統領の腕の見せ所となるのであろうか。