【風の流れ】
世界で起きる極右の嵐(2月28日)
3週間後にはオランダで総選挙が行われる。物議を醸している極右政党のヘルト・ウィルダース党首は大躍進の自信があるとして数日前に選挙運動を開始した。
最新世論調査では反移民、反イスラム教徒、反EUを掲げてリードしていると伝えられる。
左派の有権者は意見が分かれているので、ウィルダース氏はおそらく約20%の票を獲得するだろうと見られている。既存の政党は対応に苦慮して、ウィルダース氏の影響力は新聞にも現れている模様だ。
ルッテ首相が移民に対して「オランダ流に従わなければ母国に帰れ」と広告記事を出した。
首相はウィルダース氏の見解に近づいているが一緒に取り組むことはないと述べている。オランダの政界も割れていて、28の政党が票の奪い合いを演じている。
英国のEU離脱から始まり、米国のトランプ政権の誕生以来、極右政党の台頭が顕著で、バランスが良いとされるオランダでも、移民排斥を唱える「大衆迎合主義」が台頭している。
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