【風の流れ】
米国の防衛戦略と新たな技術構想(2月5日)
今、米国は新たな戦略を開発中であり、日本のような技術を持っている同盟国と米国は連携したいと考えている。それは開発中の人工知能だったり、あるいはロボットだったりする。その圧倒的な技術で米国にチャレンジしようとしている国を突き放したい。その技術を民間に出して経済的発展もさせたいという大きな発想がある。
クリントン政権の時に、すでに1968年に着手し、当時のソ連に対する軍事技術であった、「インターネット」を民間の技術構想として、「情報ハイウェイ戦略」を打ち出し、グーグルやアマゾン等の米国企業が活躍する現在のような世界を創出した。GPSにしても軍事技術の民間への戦略的活用そのものである。
中東やアフリカで、すでに実用化されている「遠隔操作による無人爆撃機」には、ドローンの技術やGPS、それに高度な無線技術が活用されている。
インターネットにGPS、それにマップの技術をロボット化し、自動車に搭載すれば、それなりの「自動運転車」が完成する。
スペースX社が実用化する、何度も使えるロケットシステムも、軍事と民間の両サイドから利用できるものだ。
日本が強いロボット技術と人工知能を結び付ければ、これまで実用化してきたインターネットやIoTの技術を組み合わせれば、更に軍事、民間での新たな技術構想として使える。
更には、日本には炭素繊維等の高度な技術がある。
米国の次の構想に、これらの技術を組み込もうと考えても不思議はない。
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