【風の流れ】
トランプ大統領令・革命全開(1月26日)
トランプ大統領による大統領令への署名が矢継ぎ早に行われている。
20日の就任から1週間で10本のペースできている。
その内容も「メキシコ国境に壁を建設する」「オバマケアーの見直し」「原油パイプラインの建設の促進」等公約の実現に向けて、毎日のように大統領令を出している。
大統領令を活用して、前政権のレガシーを次々に覆してきている。
議会の承認を得ず、大統領のサイン一つで、従来の政策の大転換を可能にするこの制度を使った、ある意味での革命ではないかと思わざるを得ない。
何よりも日本をはじめとして、世界がびっくりしている。どう対応するか緊張感が高まっている。
資本主義と社会主義といった従来の対極構造ではなく、「グローバリズム」対「国家主義」といった対立軸の中で、トランプ氏は徹底した国家主義いわゆる「米国第一主義」を公然とスローガンとし、世界最大の国家である米国に革命を起こしているという見方が可能ではないかと思う。
そのように考えれば、最早中国も社会主義あるいは共産主義国家とは呼べず、単なる共産党の独裁であり、国家主義とも言える。
それにしても、米国で生じたこの革命は、世界に大きな波紋を生じさせているという点は、心しておかなければならない。
大統領令についてはトランプウォッチャー、署名された大統領令をご参照ください。
戻る