【風の流れ】
大統領就任式直前(1月20日)
いよいよトランプ大統領誕生の瞬間が迫ってきた。
過去最大の3万人近くの警備員を動員して、約230億円という巨費をかけて、第45代米国大統領が正式に就任する。
そこには約1万3千人の軍隊も動員し、厳戒態勢を敷く。
多くのスーパースターに断られ、16歳の天才シンガーと呼ばれるジャッキー・エバンコが国歌を歌うことになった。
民主党議員約60名がこの就任式に不参加を決め、100近くの団体が抗議デモを行うという波乱に満ちた就任式となる。
一方トランプ支持派は、5千人規模のライダーが全米から集結し、一丁ことがあれば肉弾戦もいとわぬ覚悟で、抗議デモと対峙するとの情報もある。
こうなるとまさに動乱寸前の危険な様相を呈することになる。
トランプ氏によると、「IQの高い閣僚たちに囲まれて」過去にないような米国を作り上げるそうであるが、移民問題やイスラム掃討作戦、雇用創出、税制改革、NAFTA(北米貿易協定)の再交渉など、スタートダッシュで成果を上げる気迫は伝わってくる。
トランプ氏の実行力がどれほどのものか、いよいよその真価が問われる時が来た。
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