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特集 風の流れ
2017年03月30日(木)
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【風の流れ】
急激に変わる世界(1月18日)

トランプ氏の大統領就任式が、週末20日に迫ってきた。それに伴いトランプ氏のツイッターでの口撃はますます激しいものとなってきている。それに呼応するように欧州では、英国メイ首相の「ハードブレグジットの表明」やあの中国の習近平主席による「自由貿易を強調する演説」が違和感を伴いながら声高に聞こえてきている。 17日ついに英国・メイ首相はEUの経済的な枠組みから出ていく事を表明した。今後のEUとの関係についても曖昧な関係ではなく明確な決別宣言だった。メイ首相は国境の管理を政府の手に取り戻し、これまでより移民を厳しく制限する方針を示した。一方でEUの単一市場から撤退し、新たな自由貿易協定の締結を目指すと述べた。メイ首相は演説で「今後EU以外とも貿易を拡大し英国をより開かれた国にする」と語ったが一方で通貨ポンドは大幅に下落したままで、この流れが続くと輸入食品やガソリン代が値上がりし人々の生活に打撃となる事が予想される。また金融街・シティーに拠点を持つ金融機関は英国外に拠点を移す事を検討している。そのため英国の法人税を大きく引き下げて企業を国内に留めようとする政策を打つ事が考えられる。ただEUとの関係、世界との関係がほぼゼロからのスタートとなるため、不透明感はかなり高いと言える。 また、中国の習近平国家主席は17日、スイス東部で始まったダボス会議に中国の国家主席として初めて出席し基調講演を行った。習近平国家主席は“保護主義に反対する主張ははっきりしている”とコメントし、米国第一主義を掲げて保護主義的な姿勢をみせるトランプ次期大統領をけん制した。20日まで開かれるダボス会議。トランプ次期大統領の政権移行チームの幹部も討論に参加する予定で政権の優先課題などに言及するのではないかと注目を集めている。 安倍総理は東南アジアなど4ヶ国の歴訪を終え、昨夜6時過ぎ政府専用機で帰国した。安倍総理はTPPに参加するオーストラリア、ベトナムとの首脳会談で、TPPの早期発効を目指す考えを伝え、米国・トランプ次期大統領に重要性を説明していくことを確認した。また、南シナ海での中国の動きをけん制するため、各国に対し米国との連携を確認した。安倍総理は会見で、トランプ次期大統領と「就任後できるだけ早い時期に会談したい」と述べた。 このように今、世界の秩序は大きく変わり、経済産業も激動の時代を迎えようとしている。


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