【風の流れ】
EUにも広がるトランプ氏の波紋(1月17日)
米国・トランプ次期大統領がメディアのインタビューで今後もEUからの離脱を決断する国が出てくると信じていると述べたことに対し、フランス・オランド大統領とドイツ・メルケル首相が不快感を示した。
トランプ氏は英国の新聞サンデー・タイムズなどが報じたインタビューの中で英国のEU離脱の決定を支持し「これからも離脱を決断する国が出てくると信じている」と述べた。この発言に対しフランス・オランド大統領は「何をすべきか外から助言を受ける必要はない」と不快感を示した。
またトランプ氏はNATO北大西洋条約機構について、テロの脅威に対応できておらず時代遅れの組織になっていると批判したことに対しても「脅威がなくならないかぎり時代遅れにはならない」と反論した。ドイツ・メルケル首相も「ヨーロッパの運命は私達の手の中にある」としEU加盟国が今後も結束する決意を示すなどトランプ氏の発言はヨーロッパの主要国で波紋を広げている。
メキシコ、中国、そしてEU参加国のフランスやドイツにまで、トランプ氏の毒舌は及んでいる。
日本に対する批判は、どんな形で何を対象にしてくるのか、はたまた日本批判は当分ないのか、毎日のようにトランプ氏の口撃は注目されている。
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