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特集 風の流れ
2017年08月20日(日)
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【風の流れ】
トランプ氏の戦略と考え方を分析する(1月7日)

6日もトランプ氏は「こんな程度か映画俳優でありながら、彼の最初の視聴率をベテランの私と比較してだが。私の初めの頃と比較しようか。でも関係ない、彼はケーシックやヒラリーを支持した。」「すごい、視聴率が出てアーノルド・シュワルツェネッガーが水没した(或いは破壊された)。対するDJT(ドナルドJトランプ)は視聴率王。こんな……」とツイッターで呟き、選挙期間中に同氏を批判したアーノルド・シュワルツェネッガー氏(映画俳優、元カリフォルニア州知事)をこき下ろした。 6日も11本のツイッターを放ち、その内容がワールドワイドで話題になっている。こうしてみると、トランプ氏は単にツイッターで自分の意見や思いを発信しているだけでなく、米国次期大統領として、メディアを媒介しないで発信する新たな手法の成果を試しているようにも見える。自分への批判を繰り返してきた主要メディアに対する反発と自分の考えをストレートに個人個人に伝達できる手法を手に入れ、その反響を把握しようとしている。いわば新たな手段を使った広報戦略を展開しようとコペルニクス的大転回を狙っている可能性もある。 これまでのトランプ氏の発言内容を見てゆくと、先ず「米国を再び大国に」するには「米国第一主義」を貫徹しなければならないとする考え方が基本にあり、それには雇用の創造とそのための生産基地を再び米国に戻さなければならないという考え方に基づいているように思える。更に人口が急激に増えるヒスパニック系移民に対する抵抗感とテロ犯罪者の可能性があるイスラム教徒への抵抗感が感じられる。 もう一つトランプ氏の考え方の特徴は、「金銭的利益の追求」というところにあるのではないかと思う。具体的に言えば、NATO諸国に対する安全保障費のGDP比率が低いと批判したり、日本に対して在日米軍に関する経費の持ち分が少ないとクレームをつけたりする処に見られる。 以上のように、トランプ氏は従来の米国大統領と比較すると革新的広報手段を用い、「米国第一主義」を雇用と金銭的利益で達成しようとする現実派であり、既成の概念ではなく自分の頭で考えて構築する新たなタイプのリーダーとも言えるのではないだろうか。その辺りを理解しないとこの人物とはうまく付き合えないような気がする。


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