【風の流れ】
トランプ旋風・どんな風が吹くのか(12月27日)
トランプ次期米大統領はツイッターで「私の勝利前、世界は停滞し期待感はなかった。今は市場が10%ほども上昇しクリスマス消費は1兆ドルを超えた!」と発信した。
確かに、米国や日本をはじめとした主要国の資本市場は、現在活況である。
現在のところ、トランプ氏の主張が正鵠を射ているように見える。
あれほど「トランプ氏が大統領にふさわしくない」といった論調があったのに、いやいまだにあるのに、どう理解すればよいのだろうか。
この状態は、ご祝儀相場なのか、それともトランプ氏の政治手腕に期待しているのだろうか。
クリスマスの消費が増えたのは、トランプ氏の財政支出政策や減税政策などへの期待が大きいのであろうか。
一見矛盾しているように見えるトランプ政策は、目先の景気高揚には、大きなカンフル剤になるのかも知れない。
来月20日には、いよいよトランプ政権が船出することになる。
その向こうには、どんな状況が待ち構えているか、予測をするのは難しい。
ただ、身構えるしかない。
考え方によれば、良いことも悪いことも、新たな風に乗ってやってくるように見える。
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