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特集 風の流れ
2017年04月30日(日)
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【風の流れ】
トランプ人事から見る政権の方向性(11月21日)

トランプ氏が次期大統領に選出された理由について、様々な分析がされている。 そこで8年前に「オバマ大統領誕生」の瞬間を思い出してみよう。 誰もが、米国の理想主義を信じたであろう。次の大統領には「女性もあり得る」と考えた人も多いのではないか。 法の下に多様性を追求する米国の民主主義に、そしてオバマ氏が大統領になってからの「核の廃絶」「広島でのスピーチ」等、世界の人々は、理想主義によって世界は覆われると考えたのではないか。 一方、現実社会は、そう簡単ではなく、「中東での混乱」は加速し、「失業」や「難民の増加」、特に優位性が薄らいで行く傾向に危機感を持つ白人社会のいら立ち、オバマケアーによる弱者救済、等々、理想主義の加速に米国民は、ブレーキをかけようとしたのではないか。 その反動として、トランプ氏が政権を担うことになり、反イスラム主義のマイケル・フリン氏が次期国家安全保障担当大臣、移民を抑制しようとするジェフ・セッションズ次期司法長官、拷問もいとわない考えであるマイク・ポンペオ次期CIA長官などが主要ポストに座ることになり、民族主義が強い政権の誕生が予測される見通しになってきた。 先週、トランプ氏と非公式な会談で、個人的な親交を深めた安倍首相ではあるが、それによりトランプ氏の政治的志向が変わるわけではなく、政権の人事に、その実態は明確に反映されてきている。その現実と向き合い、今後のトランプ政権と付き合っていかなければならない。我々国民もそうした現実の中で、判断をしていかなければならないと考える。


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