【風の流れ】
世界初・月の裏側へ無人探査機打ち上げ成功(12月8日)
中国は日本時間の午前3時半前、四川省の衛星発射センターから月面探査機「嫦娥4号」を打ち上げ、打ち上げは成功した。嫦娥4号は世界で初めて月の裏側に着陸することを目指していて、成功すれば搭載する探査車を走らせて月の表面の地質や資源などを調べることにしている。
月の探査は去年、米国・トランプ大統領が国際宇宙ステーションとは別に月の周回上に宇宙開発の拠点となる施設を新たに作るよう指示するなど、再び重要性が高まっている。月は常に同じ面を地球に向けていて、地球から見えない裏側は電波が直接届かないため地球との通信が難しく、これまでどの国も探査機を着陸させていない。
中国はことし5月に通信を中継するための衛星を別に打ち上げ、軌道に乗せることに成功している。
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