【風の流れ】
トランプ大統領・連邦最高裁の判事候補・過去の性的暴行疑惑をFBIに追加調査命じる(9月29日)
トランプ大統領が連邦最高裁判所の新しい判事に指名した保守派の法律家・カバナー氏について、議会上院の司法委員会は採決を行い、11対10の賛成多数で指名を承認した。
しかし、大統領と距離を置く与党共和党のプレイク議員は承認にあたってカバナー氏の過去の性的暴行の疑惑についてのFBI(連邦捜査局)による調査を求め、「実現しなければ本会議採決では賛成できない」という考えを示し、一部の共和党上院議員が同調する考えを示した。
議会上院は現在、与野党の差は2議席だけで、指名の承認が秘訣される可能性が出る中、トランプ大統領は声明を出し、FBIに追加調査を命じ1週間以内に完了するよう指示したことを明らかにした。
週明けにも採決を行う構えだった共和党指導部は仕切り直しを余儀なくされた。
強行採決に反対している野党民主党が攻勢を強めるのは確実でおよそ1か月に迫った中間選挙にどのような影響がおよぶのか注目されている。
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