【風の流れ】
中間選挙を前に…トランプ政権・スキャンダルに揺れる(9月29日)
米国の中間選挙まで1か月余りでとなった。トランプ政権がスキャンダルに揺れている。
指名した連邦最高裁判事候補カバナーに性的暴行疑惑が持ち上がった。撤回を求める野党が対決姿勢を強めている。
これまでに3人の女性が過去に性的暴行を受けたと告発している。
告発した女性に対し、カバナーは「左派(民主党)が私の指名承認を妨害しようと騒ぎ立てている」とコメントした。
連邦最高裁判所は同性婚など社会を二分する問題を判断を下すことから判事は最も権力のあるポストの1つとされる。
判断は9人の判事の多数決で下され、これまでトランプ大統領の考え方に近い保守派4人、リベラル派が4人、中道寄りが1人だった。
終身制だが中道寄りの判事が高齢を理由に退任した。
後任として指名したのが保守派のカバナーだった。
現在、上院と下院のいずれもトランプ大統領の与党・共和党が多数派であるが、政治情報サイト「リアルクリアポリティクス」によると「今投票するならどちらの政党か」を訪ねた各種世論調査では民主党が7~8ポイント上回っている。
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