米国で行われた日米首脳会談について安倍総理と米国・トランプ大統領は日米物品貿易協定＝ＴＡＧの締結に向けて農産品などの関税を含む２国間交渉を開始することを合意し、共同声明をとりまとめた。

両首脳は交渉の継続中に米国が検討する自動車などの関税の引き上げ措置は発動しない事を確認した。

日本としては農林水産品について過去の経済連携協定で約束した市場アクセスの譲許内容が最大限であるとされ、日本側は農林水産品を巡ってＴＰＰ協定など、過去に締結した経済連携協定の水準を上回る関税の引き下げには応じないことも盛り込まれている。

両首脳は、南北、米韓、日韓首脳会談を受け、北朝鮮対応を綿密にすり合わせを行った。

引き続き日米、日米韓で緊密に連携し拉致問題解決に向けて協力することを改めて確認した。

トランプ大統領は「貿易について交渉を始めることで合意した」、安倍首相は「茂木大臣とライトハイザー通商代表の間で大変すばらしい議論が行われた」と述べた。