【風の流れ】
イラン・米国の経済制裁前に・抗議デモ(8月5日)
イランでは米国による経済制裁が発動されるのを前に、経済の混乱が深刻化していて、抗議デモが各地に広がっている。
米国のトランプ政権は、イラン核合意からの離脱に合わせた経済制裁を今週7日から発動させる予定で、イランでは通貨リアルが最安値を記録し、物価の高騰が進むなど経済の混乱が深刻化している。
地元メディアによると、南部シラーズでは2日、約500人が物価高を非難した他、3日には首都テヘラン近郊の街で、イスラム教の宗教施設に対しデモ隊が投石を行ったという。
デモは、多くが経済への不満を訴えるものだが、一部は最高指導者ハメネイ師を頂点としたイスラム体制を非難するなど政治的な主張も含まれている。
米国が、圧力を一層強める中でイラン政府は厳しい状況に追い込まれている。
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