【風の流れ】
米韓首脳会談・北朝鮮“完全な非核化”の場合・体制保証など議論(5月23日)
米国・トランプ大統領は、韓国・ムンジェイン大統領と会談し、来月12日予定されている史上初の米朝首脳会談で、北朝鮮が完全な非核化に応じた場合の体制保証などについて議論した。
ただトランプ大統領は、首脳会談を延期する可能性にも言及し、北朝鮮との間で駆け引きが続く見通し。トランプ大統領は、非核化などをめぐる立場の隔たりが埋まらなければ、米朝首脳会談の延期もあり得るとして、北朝鮮をけん制した。
一方で、首脳会談が中止になることはないという認識を示した。韓国大統領府によると、会談で両首脳は、米朝首脳会談で北朝鮮が非核化に応じた場合に与える体制保証の具体的な方法や経済的な見返りを議論した。
ムンジェイン大統領は、北朝鮮が今月、韓国軍と米国軍の空軍を中心とした共同訓練を理由に、予定されていた南北閣僚級会談を一方的に中止したことについて、訓練終了の25日以降に閣僚級会談などの対話が再開するという見通しを示した。
北朝鮮側は先週、米国側に対し、一方的に核の放棄だけを求めようとするなら、首脳会談を取りやめる可能性を示唆した。
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