【風の流れ】
北朝鮮“融和”と“対決”路線(2月9日)
北朝鮮の動きであるが、ピョンチャン五輪に合わせて韓国に派遣された北朝鮮の芸術団の公演は定員を大きく上回る応募があるなど、高い関心を集めた。
芸術団は韓国の往年のヒット曲も披露し、南北融和の雰囲気を演出した。
北朝鮮は選手22人のほか、応援団なども派遣した。今日午後には、高位級代表団が韓国を訪問する。代表団には金正恩朝鮮労働党委員長の妹・金与正が含まれ、北朝鮮の最高指導者の肉親が韓国を公式訪問するのは今回が初めてである。
一方、昨日、北朝鮮・平壌では、軍の創設70年を記念する軍事パレードを実施した。
“米国本土全域を攻撃できる”と主張するICBM(大陸間弾道ミサイル級)の「火星15型」などを登場させ、米国・トランプ政権をけん制した。
南北の融和ムードを演出しているのとは対象的に、トランプ政権に対しては核ミサイル開発の進展ぶりを誇示し、対決姿勢を強調。米韓同盟に揺さぶりをかけていると見られる。
朝鮮労働党・金正恩委員長「最悪の制裁の中でも威風堂の最強の軍隊を持ったのは、国家の自慢である」と意気盛んである。
戻る