【風の流れ】
米国・政府機関の閉鎖回避へ調整続く(1月20日)
米国・トランプ大統領はことし9月までの今年度の予算案でメキシコとの国境沿いに壁を建設する費用を要求している一方、野党民主党は子どもの時に不法入国した若者を強制送還しないようにする対応策を求めている。
与野党の間で調整がつかず、議会下院は2月16日までの新たな暫定予算案を可決したが、議会上院では今の暫定予算が切れる19日になっても新たな予算案が成立していない。
トランプ大統領は、政府機関が一部閉鎖される事態を回避するため、フロリダへの出発をとりやめ、民主党の幹部と会談するなどぎりぎりの調整を続けている。
トランプ大統領と会談した民主党上院トップ・シューマー院内総務は「いくらか進展はあったが、まだ多くの点で意見が異なっている」と述べた。
合意に至らなければ、きょう午後2時以降政府機関が一部閉鎖される事態になり、就任からちょうど1年になるトランプ大統領にとっては打撃になる。
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