【風の流れ】
エジプト・モスク襲撃・230人余死亡(11月25日)
エジプト市内半島北部の町・ビルアベドではモスクが武装グループに襲撃され、235人が死亡、100人余がけがをした。
武装グループは4台の車両を使用していたとされ、事件でけがをした男性は「武装した10人から20人がモスクにはいってきてすべてを破壊し多くの人が殺された」と話している。
エジプト国防省は「空軍が犯行グループの車両数台を見つけ破壊し中にいた人物も殺害した」と発表した。
犯行を主張する声明などは出されていない。
IS(イスラミックステート)が「イスラム国家」樹立を一方的に宣言した後、エジプトではイタリア領事館やピラミッド近くなどでテロが相次ぎ、おととしにはロシア旅客機が墜落し乗客乗員224人全員が死亡した。
外国人やキリスト教の教会などを標的にテロ事件や襲撃が数多く発生しているが、イスラム教徒が集まる場所が標的となったのは極めて異例なことである。
今回のテロを受けて国連・グテーレス事務総長、ロシア・プーチン大統領、サウジアラビア・サルマン国王が哀悼の意を示した。
ホワイトハウスによるとトランプ大統領はエジプト・シン大統領と電話会談し、犠牲者に哀悼の意を示し「凶悪な攻撃だ」と非難し「米国はエジプトを支持し続ける」と強調したという。
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